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プラ型のガイドポスト
- プラスチック金型のガイドポストには、プレーンガイドが多く使われています。
- なぜボールリテーナ式やガイドマックスのようなベアリング式がないのでしょうか?
- プラスチック金型のガイドポストには、プレーンガイドの方が耐久性や価格面で優れているため、一般的に使われています。
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たしかに摺動部分ですから、ボールベアリングを使いたいと思うのは当然だと思います。しかし、大きな理由を2つほどあげれば、1つは、プラ型の場合ほとんどがガイドブッシュからガイドピンが抜けてしまう使い方にならざるおえないことです。ボールベアリングの使い方の基本はピンが抜けきらないというのが一般的です。抜けると、必ずピンとブッシュの芯にズレが生じ、次に型が締まる時が問題で、あの小さな玉にピンがズレた個所に当たるので、ピンの表面が玉に負けてへこみが出来始めてから、カジリがでて、玉がボロボロ落ちてしまいます。(経験済み) 2つめですが、プラ型の成形機のほとんどは横型なので、スリープレート型のように型開きの多いものは、サポートピンが0.050.1くらいのタワミがでてしまいます。すると、1つめの理由のところで説明したとうり、そのズレが悪さする訳です。(タワミの計算をしてみてください) 従ってご存知と思いますが、プレス金型のように、型開きストロークが小さく、ガイドピンが抜けきらない。そして、縦型のプレス機に取り付ける。ような場合が適するわけです。 また、プラ型の場合プレス型と違い、キャビ側とコア側の入れ子で位置決めするのが一般的で、ガイドピンは、あくまで入れ子が位置決めするまでのガイドと思ってください。
ボール式もあります。 金型の種類によっては使うものもあるでしょう。 私どもではあまり使いませんが、理由として 1.機械強度が心配 金型は熱で変形もしますし、横形では自重がかかる場合もあります。 2.必要性を感じない ベースでもある程度の位置は決めますが、基本的に入駒で位置を決めています。
プラスチック成形だと、金型に熱を加えるため、 ボールリテーナ式などは熱変形がでるので、 使わないと思います。
プラスチック成形だと、金型に熱を加えるため、 ボールリテーナ式などは熱変形がでるので、 使わないと思います。