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ガイドブッシュとガイドピンのクリアランスについて
- 射出成型の金型(プラ金型)におけるガイドブッシュとガイドピンのクリアランス量はどれくらいなのか?計算方法はあるのか?初心者で知識がないので、ご教示いただけると嬉しいです。
- 射出成型の金型(プラ金型)で使用されるガイドブッシュとガイドピンのクリアランス量について教えてください。初心者のため、計算方法なども一緒に教えていただけるとありがたいです。
- ガイドブッシュとガイドピンのクリアランス量について教えてください。射出成型の金型(プラ金型)での適切なクリアランスはどれくらいなのか知りたいです。初心者なので、計算方法も教えていただけると助かります。
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射出成型の金型(プラ金型)のガイドピン&ガイドブッシュについては、それぞれJIS B5102、B5105に規定があり、それに準じた製品が金型部品メーカーから供給されているので、金型製作に当たってはほとんどの場合、そのガイドピン&ブッシュを組み付け済の型板のセットを購入するか、型板にガイドピン&ブッシュの組付け孔から加工する場合でも、ガイドピン&ブッシュそのものは市販品を購入して組付けていると思います。 したがって、常識的な条件では、自分でガイドピン&ブッシュのクリアランス設計からはじめる必要はほとんどないと思われます。 差し支えなければ、どのような理由でガイドピン&ブッシュのクリアランスから設計されたいのか、その辺を聞かせていただければ、また違ったお話ができるかと思います。 すでに御存知のことで蛇足でしょうが、JIS B5102ではモールド金型用のガイドピンはプラスチック金型用のA2形では、はめあい部の外径公差は「g7」となっており、JIS B5110ではモールド金型用のガイドピンブシュのはめあい部の内径公差は「H7」となっています。はめあいの区分としてはスキマばめで、「上級の可動はめあい」といったところでしょうか。
ガイドブッシュとガイドピンのクリアランスはガイドブッシュとガイドピンの精度に大きく左右されます。ガイドブッシュとガイドピンが0の精度で仕上げらけていた場合、ピンが例えば10φとブッシュ10φで仮に組み立てられたとして、面疎度2Sで動くでしょうか、動きませんよね。面疎度2S同士がギヤのようにかみ合ってびくともしない状況となるでしょうね。これに、加工精度をプラスして、オイル#68を使う場合、片肉に0.002を加えて、油膜強度、流体摩擦抵抗を計算して、動かす速度とオイルの温度による粘度を計算して、仮のクリアランスが設定できます。 これで、製作して、動き、抵抗、精度、組立等を実験して、もっとクリアランスをとるのか、少なくするのかによって、実際のクリアランスが決定されます。 これが、この作成者の作った機械の精度限界となると思われますがいかがでしょうか。 蛇足ですが、スイス型自動旋盤でガイドブッシュと材料のクリアランスが直径で100分1なら焼き付きません。1000分5では、時々焼き付きます。材料のバラツキもありますから、、、