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SUS304の表面処理(耐摩耗)について
- SUS304の表面処理(耐摩耗)について
- SUS304板材の歪みと寸法変化をおさえて耐摩耗性を向上させる表面処理方法を教えてください。
- SUS304板材の表面処理によって耐摩耗性を向上させる方法について教えてください。
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NiCrメッキ(電気メッキ)がよろしいと思います。特徴としては膜厚4μm、膜高度HV300です。処理中の温度は液温40℃、乾燥温度100℃で歪みも極力抑えられると思います。費用も他の表面処理と比較し高くないはずです。
ステンレス(SUS304)の表面硬度を上げ、密着性が良好で、かつ潤滑性能を併せ持ち、耐磨耗性を向上させようとするには、イオン浸炭チッ化処理が適当でしょう。・・・寸法変化も少いものです。 ただ、熱が加わりますので、本件の板厚が薄こともあり、歪みが出やすいので、条件設定には注意が必要ですので予備試験、製品評価試験をあらかじめ実施されることが重要です。 その他の方法としては、フッ化水素化合物水溶液中で浸漬処理した後、1020パーセントの硫酸水溶液中で、陰極にして、電流密度10A/デシ 程度、約10時間の電解で硬度は約30パーセント上がります。・・・寸法変化はなく歪も少ないものです。・・・但し、潤滑性能はありません。 私としては、前記のイオン浸炭チッ化をおすすめします。 以上参考にしてください。
- 参考URL:
- http://www2.ocn.ne.jp/~jyce/
はじめまして、ステンレスの磨耗性は、セラミックスコート剤で保護してみてはいかがですか? 使用目的がはっきりしないとお勧めできませんが、僕の勘違いかもしれません。 塗布膜を作ることによって耐磨耗性の向上は理解できます。 同時に耐候性、耐汚染、防カビ、脱臭、調湿、絶縁なども選定によって生まれてくるセラミックコート剤が今では主流です。
やはり何らかの方法で自己潤滑特性を持つ素材を固着させる必要があるのではないでしょうか。場合によっては含浸処理で可能かもしれません。例えば、板材の表面に何らかの形で数ミクロン程度の多孔質被膜をつくり、そこに自己潤滑特性を持つ物質を染込ませて固着させる方法です。表面にコーティングするのとは異なるので、基本的に寸法の変化は多孔質層のみとなります。例えば、化成被膜、溶射被膜などの多孔質を利用する方法です。また、磨耗しても多孔質層内に潤滑物質が固着していることから、耐磨耗特性の保持は長期間の使用でも期待できます。ちなみにオイル潤滑条件であれば、弊社の方法は非常に有効です。