- ベストアンサー
犯罪小説での失血死とは?
- 女検視官ジェシカコランという作品において、犯罪者が血を抜いて女性を殺害する場面が描かれています。
- 実際にチューブを挿入した場合、対象者の血液を殆ど抜き取る事は可能なのでしょうか?
- 心臓は、どれぐらい血液を抜いたら止まるのでしょうか?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
動脈性出血の場合、1/3の失血で生命の危機、1/2の失血で心停止します。 なお「頚動脈から」の場合は、心停止する前に「脳に血が行かなくなり、10分程度で脳が酸欠死する」ので、失血した量に関わらず、10分ほどで「脳死」します(脳死しても心臓は止まりません)
その他の回答 (3)
- takuranke
- ベストアンサー率31% (3923/12455)
>実際にチューブを挿入した場合、対象者の血液を殆ど抜き取る事って可能なんでしょうか? チューブ内で凝固しないようにして、 造血が間に合わない速度で徐々に失血させれば、 全血液量の半分以上を 抜いた時点で(個体差があります)心停止になり、 失血死となります。 瀉血のことが書かれた本で読んだ記憶が…。
お礼
ありがとうございます。
- nagata2017
- ベストアンサー率33% (6878/20342)
失血については 男と女ではかなりちがうという描写があります。 渡辺淳一氏の作品です。 この人は医学部を出て医師になった経験があって そのときの実体験に基づいた作品も書かれています。 医師になりたての頃は地方の医者が一人しかいないようなところに出向させられるので その時の体験です。 子宮外妊娠の緊急手術をしたときに 大量の出血をしているのに輸血用血液もなく 血圧もどんどん下がり これは絶望的だなと思った・・・ その女性が回復して のちに再出向をしたときに その女性の妊娠出産という場面に出会う。 という実話に基づいた作品です。 ところで そのフィクションの手法ですが かなり困難な方法ですね。 頸動脈はかなり深いところを通っているので 医学的知識を持っていても ぴたりと探し当てることがまず困難です。 肘の内側の静脈から採血する場面は 多くの人が体験されていると思いますが 止血用のゴムチューブを巻き付けて止血して 静脈が浮き上がってよく見えるようになったところで注射針を突き刺します。 この場合 止血チューブは 静脈を見えやすくするために巻き付けます。 それで簡単に血抜きできるのです。 頸動脈の場合は逆に止血しないで 手指をあてがって 脈動をさぐりながら場所を特定することが必要ではないかと思います。 止血したら他の回答者さんが書かれたように 脳死が先に訪れます。 まあフィクションですから あえてつっこみどころをつっこまないというのが フィクションというエンターテイメントの楽しみ方でもあるのですけど。
お礼
ありがとうございました。
- eroero4649
- ベストアンサー率32% (11074/34518)
なにせ人体実験ができませんからはっきりとはいえませんが、経験的に血液の30%を失うと死に至るといわれているそうです。血液は体重の8%に相当するといわれます。 その昔、井の頭公園でバラバラ遺体が発見されるという事件がありましてね。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%95%E3%81%AE%E9%A0%AD%E5%85%AC%E5%9C%92%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%A9%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6 有名な未解決事件のひとつですが、このとき被害者の体からほぼ完全に「血抜き」がされていました。専門家によると、このように完全に近く血抜きをするのは高度な知識となにより「経験」が必要なのだそうです。ただ犯人が人間でそれをやっていたというのは考えづらいので、屠殺の経験がある人ではないかと唱える人もいます。 首から血を抜いただけで全身の血液の血を抜くのは不可能です。ただ小説家の弁護をすれば、殺人などの場面を完璧に描いてしまうと真似して完全犯罪をする人間が出てしまうので、あえて荒唐無稽なことを書いて模倣犯を未然に防ぐという部分はあると思います。
お礼
ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。