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洋画では捕虜が脱走する戦争映画が定番だったのか
昔の洋画では、捕虜が脱走する戦争映画が定番だったのでしょうか。
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- vuomel
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定番という程ではないにしても、戦争モノには捕虜を主人公にしたものがありますね。 1927年のアメリカのサイレント映画『美人国二人行脚』 Two Arabian Knights や、1928年のドイツのサイレント映画『帰郷』 Heimkehr あたりが捕虜脱走モノの最初の映画でしょうか。トーキーだと1931年のアメリカ映画『脱走兵』 Surrender あたりでしょうか。どれも私は未見ですけど。 http://eiga.com/movie/63322/ http://eiga.com/movie/67058/ http://eiga.com/movie/62015/ 第一次世界大戦の捕虜収容所を描いた1937年のフランス映画『大いなる幻影』 La Grande Illusion (監督:ジャン・ルノワール)は、アメリカのアカデミー賞の作品賞に非英語作品としては史上初めてノミネートされました。今でも数年に1度位のペースで日本の映画館で上映されてますね。1963年の映画『大脱走』と同じシーンもあり、捕虜は昔から同じことをしてるんだなと思ったりしました。 No.2さんも書かれますが、捕虜になった軍人の義務・任務として、敵に情報を与えず、敵を攪乱するため脱走の機会を常にうかがうよう命令されてるわけです。(日本軍には捕虜になるという発想が無かったので、捕虜になった後どうすべきか教育されてなかったようです) しかし、捕虜が主人公だからといって、脱走する映画ばかりが作られたわけではありません。 『鉄条網』 Barbed Wire (1927年) アメリカ映画ですがフランスが舞台。政府の命令でドイツ兵の捕虜収容所にされた農家を描く。 http://eiga.com/movie/62370/ 『戦線の嵐』 Captured! (1933年) 第一次世界大戦中の捕虜収容所で暴動が起き…… http://eiga.com/movie/61743/ 『友情の翼』 The Brylcreem Boys (1998年) 第二次世界大戦中のアイルランド。中立国であるため、連合国側の兵士もドイツ兵も捕虜収容所に入れられていた。 http://eiga.com/movie/50295/ 『ジャスティス』 Hart's War (2002年) 第二次世界大戦中の連合国軍の兵士の捕虜収容所で起きた殺人事件の謎を解く。 http://www.tc-ent.co.jp/products/detail/TCBD-0132 『バルトの楽園』 (2006年) 第一次世界大戦中の徳島県にあったドイツ兵の俘虜収容所が舞台。日本兵や地元民との交流が描かれる。 https://www.toei-video.co.jp/catalog/dstd02637/
定番・・・ということでは無く、普通を描いては作品にならないと思います。学校の先生が戦争に行ったとか、医者の子供が、子供が戦うってのは、物語、問題提起になると思いますよ。 そこへ来ると最近は_ 「プライベート・ライアン」なんか優秀でした。なんで戦争するんだ?とか、命がけでライアンを救いに行くのか?とか。 「ブラックホーク・ダウン」も最高ですよ。落ちたヘリコプターの乗員、しかも要人では無い戦友を命がけで救出に行って・・・ 「ランボー」も、背景としてはベトナム戦争があるんですが、あそこはフランスの植民地ですが・・・ そうすると、以前は要人、拠点を題材にした映画(物語)が多かったのですが、最近は「ムダなんじゃね?」ってのが多いと思います。 インターネットで、ブログとか含め政府のシビリアンコントロールが効かなくなったのを象徴してるが様です。
- fujic-1990
- ベストアンサー率55% (4505/8062)
定番ということはないと思いますよ。 ですが、コンバットのような戦闘を描くと、壊れたビルの中をパトロールしたり、爆弾で建物を壊したりしなければならないので、作りにくかった。 それに対して脱走は穴をほって逃げて、あとは逃げ回るだけ、その間に恋も生まれる、というという手軽さが、映画作りにとってよかったのではないでしょうか。 それと、欧米側の兵には、捕虜になっても「逃げ出す義務」があったということですので、ストーリー的には不自然さがなかったということも見逃せない点だと思います。 日本は、投降=捕虜になるということ自体を否定していました。「生きて虜囚の辱めを受けず」と教育し、実際負けたら自裁したんで、捕虜になる→脱走するという考えがなかったのだそうです。 なので、「日本映画で脱走を描く映画は作りにくかった」という話は耳にしたことがあります。 逃げ回って捕虜にならなかった小野田少尉でさえ「恥ずかしながら戻ってまいりました」と言ったように、現実に捕虜になってしまった日本兵にとっては、生きて故国に戻ることは「耐えがたい屈辱」だったのです。 自裁命令に反したのに、生きて日本にもどろうとは100%思わないので、日本兵は逃げなかった。 それどころか、死んだ気分で平気で日本軍の秘密を暴露したり、日本語を教えたりして、欧米の協力者になったとかで、日本のマジメな映画に脱走物語はないと思います・・・ なにごとにも例外はあるかな。 余談ですが、内戦で荒れ果てたイスラム都市で、第二次世界大戦の映画でも撮って、お金を現地に落としたら、へたな援助などより効果的だと思う今日この頃です。壊れかけた家々、設備など、なにかに利用できないもんですかね。
- nagata2017
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昔と一口に言っても 長いですから 私が子供のころの洋画の定番といえば 西部劇でした。 アメリカ映画ですね。 西部開拓時代の 白人と先住民の戦いを白人の側から描いたものです。 そのあとが戦争もので 戦いが主です。 70mmフィルムによる作品が作られるようになって 「史上最大の作戦」という大作が生まれました。 捕虜が脱走する話は そのあとです。 スティーブ・マックイーンの大脱走が有名です。 その後は戦争ものでも 戦いが主ではなく ラブストーリーが主というものも多く「ひまわり」という悲恋物語も。 次第にジャンルも広がっていき アメリカ映画だけでなく ヨーロッパの作品もたくさん入ってくるようになりました。
お礼
あっ、スティーブ・マックィーンの「大脱走」は見ましたよ。 回答ありがとうございました。