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『七人の侍』

こんばんは^^ お正月はDVDを観て過ごしました。 掲題の『七人の侍』は観ていません。 『荒野の七人』はうっすらと記憶にありますが、『シェーン』と混ざっているかも。 そんなこんなですが『マグニフィセント7』は面白かったです。 『七人の侍』 『荒野の七人』 『マグニフィセント7』 これらをご覧になった方。 どういったところが良かったのか教えて下さい^^

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  • eroero4649
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回答No.4

七人の侍のすごさって、そりゃあ活劇エンターテインメント映画として金字塔の面白さだからですよ。脚本、演出、カメラワーク、役者のお芝居、全てが「もうこれ以上の作品は作れない」と言い切れるほど素晴らしく高いレベルにあるのです。 まずもって、武士が七人集まるかどうかでドキドキしちゃう・笑。七人の侍なんだから七人集まるはずなのですが、そこでドキドキさせられちゃいます。ここは脚本の巧みさでしょう。それぞれのキャラクターも素晴らしく、志村喬演じるリーダー格の勘兵衛、三船敏郎演じる狂言回しの菊千代、木村功演じる少年武士の勝四郎、凄腕の剣士である宮口精二演じる久蔵。どれもが魅力的で素晴らしいキャラクターです。ちなみに凄腕の剣士役を演じた宮口さんは元々新劇(現代劇)出身で時代劇をやる人ではなかったそうで、配役の妙が光ります。 撮影技術も素晴らしいです。伝説の雨の中での野武士との決戦。この場面はものすごい望遠カメラを何台も用意していろんな角度から撮影していたそうです。役者さんたちはどのカメラから自分が撮影されているのか分からないから大変だったそうですよ。ある意味ドキュメンタリー的な手法でもありますよね。 また馬で攻めてくる野武士に対して侍たちは徒歩で戦うのですが、馬と人間が近いところにいたら危ないですよね。本当は馬と人との間は何メートルも離れていたのですが、望遠レンズを使うことで距離が圧縮されるという効果があるのでまるで近くで斬りあっているような大迫力の映像となっています。 この手法は映画やドラマでよく使われていて、主人公がトラックに追われるなんていうシーンでよく使われます。本当はトラックと役者さんの間は何十メートルも離れているのですが、望遠レンズで撮影するとすぐ後ろにいるように見えるのです。これを「望遠の圧縮効果」といいます。 その場面で、三船敏郎演じる菊千代が土山に刀を何本も刺して、それを引き抜いては斬りつけ、また抜いては斬りつけています。刀というのは戦いで使うと刃こぼれがしてすぐ斬れなくなるんですね。だから何本も予備を置いて、斬れなくなったら予備と取り換える、しかもすぐ使えるように予め抜いて刺しておいてあるのです。これは戦国時代にそういう使い方をしたらしいという記録があるのですが、それに基づいたリアリティを出すための演出です。 また、ラストシーンで風が吹いて旗などがはためくという場面は、七人の侍がやりだしっぺだということです。 このように、七人の侍には後の映画に多大な影響を与えて今や「定番」となったテクニックが山ほど入っているんですね。ハリウッドの名監督が口を揃えて「黒澤映画に影響を受けた」と語るのは、それは映画監督として教科書的な作品だからです。 ちなみに「スター・ウォーズ(エピソード4)」は黒澤作品の「隠し砦の三悪人」をパク・・・いえ、リスペクトした作品ということをスピルバーグ監督も公言しています。隠し砦の三悪人に出てくる農民二人がR2D2とC3POのコンビで、ヴェイダー卿は三船敏郎のイメージなんだそうです。ハリウッド映画で「チャンバラ」を最初にしたのもスター・ウォーズです(西洋のフェンシングは突き合いになります。快傑ゾロがそうですよね)。オビ・ワン・ケーノビの役のオファーが三船敏郎に来たのに断っちゃったというのは有名な話ですね。

noname#244657
質問者

お礼

えろさん、えろさん!スターウォーズをだしちゃダメ(≧▽≦)/イェー! ルーカス監督の日本好きは知っています。エピソード1のアミダラなんて、日本を馬鹿にしているのかー!?という感じでしたけど(笑)映画館に3度も通いましたの。 オビ・ワンは三船さんでなくってよかったです。だって若き日のオビ・ワンがユアン・マクレガーじゃなくなってしまいます。クワイ・ガンとともにダース・モールとの戦い!でね、でね、いつも三つの戦いが同時に始まるでしょ?><あ~、わくわくしちゃう。イウォークたちもあんなに可愛いのに頑張ったわ!これはエピソード6ね。 あ、そうそう。なんのお話しだったかしら?刀ね。 新選組は殺人集団とよばれただけあって、”突き”を教えていたとか。 肋骨の隙間にすべらせるように肺や心臓をねらうそうですよ。 >このように、七人の侍には後の映画に多大な影響を与えて今や「定番」となったテクニックが山ほど入っているんですね。ハリウッドの名監督が口を揃えて「黒澤映画に影響を受けた」と語るのは、それは映画監督として教科書的な作品だからです。 なるほど。。そういう見方をすればもっと楽しめるかもです^^ ご回答ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • 5mm2
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回答No.3

お早うございます。 「七人の侍」を見てないとは驚きですね。 日本の誇る大活劇映画で、黒沢映画を代表する名作です。 人気で言っても、静の「東京物語」、動の「七人の侍」というところでしょうか。 魅力は、三船の演技と、農民を救うというドラマの行方と、人と馬と土と雨が織りなす戦いの迫力。 今時のCGを使ったスペクタク物より、数倍迫力があります。 それとサムライ7人の特徴が良く出てて面白く、リメイクの「荒野の七人」ではその配役に、世界の大物を集めて、黒沢に負けるなと頑張っていますが、所詮ガンマン、侍の気高さや趣は出せません。 先ず黙って、「七人の侍」から見ることをお勧めします。 脚本もデッドコピーに近いもので、それだけ「七人の侍」の脚本が優れているということで、後で「荒野の七人」を見ると、ここが一緒でここが少し違うとかいう見方をするのも面白いです。

noname#244657
質問者

お礼

こんにちは^^ >「七人の侍」を見てないとは驚きですね。 そうなのですよね。ハリウッド映画にも影響を与えたあの傑作を観ていないなんて。。でも、年代的なものもあったかもです。子供にとっては怖い映画でしたもの。そのくらいのど迫力。 >それとサムライ7人の特徴が良く出てて面白く、リメイクの「荒野の七人」ではその配役に、世界の大物を集めて、黒沢に負けるなと頑張っていますが、所詮ガンマン、侍の気高さや趣は出せません。 そうですね。侍の気高さ!その下地があってこその名作だったと思います。 『マグニフィセントセブン』はね、そこが弱かったと申しますか、どうして7人が集まったの?と(笑)日本人の日本人らしいわびさびというものは感じられません。 >先ず黙って、「七人の侍」から見ることをお勧めします。 脚本もデッドコピーに近いもので、それだけ「七人の侍」の脚本が優れているということで、後で「荒野の七人」を見ると、ここが一緒でここが少し違うとかいう見方をするのも面白いです。 侍が農民を助けるという、当時の階級制度ではありえなかったこと、そこに夢を感じます^^ ご回答ありがとうございました。

回答No.2

どれも七人の侍のオマージュですよ。 いわば解釈を変えた焼き直し。 オリジナルの七人の侍の方が数倍面白い。 見たほうがいいですよ。

noname#244657
質問者

お礼

>オリジナルの七人の侍の方が数倍面白い。 見たほうがいいですよ。 そうなのですか^^『七人の侍』はたしか白黒映画だったような・・他の映画と勘違いかしら?子供の頃にテレビで観た記憶があるのですけれど、血しぶきが怖かったのです。 ご回答ありがとうございました。

回答No.1

 全部観ておりません。  お答えできなくて  残念です  私は 映画 テレビ DVD等にあまり詳しくないのです。  本の事とか原作には少し感想が述べられるのですが  この3篇は読んでおりませんので  ごめんなさい     

noname#244657
質問者

お礼

私もね、クリス・プラット目当てで観ただけなのですよ( *´艸`)かっこよかったです。 ローズ様は映画のお話しにはご興味がないのですね。私は主にファンタジー映画が好きなのですけれど、今はアメコミが主流になっています^^IDもね、スパイダーマンの恋人の名前(MJ)なのですよ。 お話しが出来ただけで嬉しいです♪ ご回答ありがとうございました。

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