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苫米地英人が暴露した北朝鮮問題は解決済みで米は中東
苫米地英人が暴露した北朝鮮問題は解決済みで米は中東問題にシフトしたは本当なのだろうか? 政治カテゴリー皆さんの ご回答のほど、 お待ちしております。
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まあ、憶測かフェイクと思って良いと思います。 苫米地英人氏はツイートで示した番組の中で、ニュースにはなっているけれど日本では大きく取り上げられていない幾つかの情報を上げています。ただ全く報道されていないわけではなく、誇張しています。それを前提に、更に報道機関では知り得ないことを幾つか言っています。後者は我々には真実かどうか知りようが無いですが、逆にそんな極秘情報をテレビで話したら危ないでしょう。 いくつか順をおって言うと、まずトランプの国家安全保障戦略(NSS)について触れています。これは公表されていて私も読みましたが、ワシントン・ポストに戦略になっていないと酷評されるような代物。内容的にはこれまでのトランプの発言から予想できることを言っているだけ。それ以上の戦略要素が無い。苫米地英人氏が指摘した、核軍備の増強などは驚くべき話じゃなく、アメリカもロシアも核兵器削減と言いながら冷戦時代の膨大で旧式かつ役に立たない物の廃棄に取り組んでいて、その一方で新型の開発はすすめて、核の増強と核軍縮は同時進行です。そう言うことをあたかも新しい発見の様に言うところからして読みが浅いのか実情を知らないのか、視聴者が知らないとばかにしているのか。またNSSに触れたけれど、その後の話につながる理屈が無いので、単に私は英文を読むことができますと言っている程度に聞こえます。 北朝鮮のICBMが旧ソ連製で、なけなしのICBMを撃ってしまったと言っています。まずICMB(火星15号)に使ったと思われるロケットエンジンはは旧ソ連のウクライナ製であろうことは米国の研究機関の調査でほぼ明らかになっているのですが、ミサイルやエンジンをウクライナから北朝鮮に運んだとは考えにくく、ウクライナの開発者が北朝鮮に渡ってで同型のロケットの設計に携わった可能性が指摘されています。それが真実かどうかにも触れずにあたかも旧ソ連の物をそのまま譲り受けてなけなしのミサイルをつかってしまった様な言い方で、情報として不完全。 アメリカは北朝鮮と接触を何度か試みてこれまでのところ成功してないことが報道されているのですが、苫米地英人氏はアメリカは北朝鮮と交渉済みと言っています。この真偽は知りようが無いのですが、もしそうであるとしたらティラーソン国務長官の発言やその後の態度は説明がつかないように思います。そのことの解説もなく、苫米地英人氏の発言は極めて不自然。他にも報道されていることとの整合性が無い、極秘情報を言っています。 もし真実が含まれていたら、苫米地英人氏は日本政府はともかく米国政府に拘束されかねないと思います。彼が言っていることは、米国政府と日本政府の一部しか知り得ないことなので反論のしようもないのですが、そんな情報を彼に何のメリットがあって漏らす人がいるのか理解できず、真実なのであれば彼は視聴者にその理由が想像できる程度の説明はしないといけないと思います。 と言うことで私は状況的にはフェイクと思います。 ただ結果論として、苫米地英人氏の発言に矛盾しないことが起こる可能性はあります。ひとつはアメリカの北朝鮮に対する姿勢が少し変わっていて、北朝鮮が1年から1年半後にはアメリカ本土を核攻撃する能力を備えると言われだしてから、日本と韓国を守ると言う視点からアメリカを守る視点にシフトしたように見える点。日本は独自の防衛戦略も考えないといけません。次に、中東はISISとの戦いの時点よりももっと危険なパワーバランス取り合いが起こっていて、アメリカはエルサレムの問題だけでなく、イランとの敵対で、パレスチナ問題どころかカタールの問題ですら調停する能力を失っていて、これまで以上にサウジを後押しして軍事介入を強める可能性があります。ただこれらはいずれも、日米欧の報道やアルジャジーラなどを見ていれば誰にもわかる話です。
お礼
ご回答のほど、 ありがとうございます。