- ベストアンサー
多肉植物に似たコレは何?名前を教えてください
- 母が友人からもらってきた、この多肉植物っぽいものの名前を教えてください。
- エケベリアの仲間のような気もするが、判る範囲では種類の特定は出来ず・・。
- 名前さえ特定できれば栽培方法も調べられると思いますので、まず始めの一歩の知恵を拝借したい次第です。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
まず一番初めに確かめておかないといけない事は、お譲りいただいた方にこの植物は冬も屋外に置いていて大丈夫なのかです。種類名がはっきりと解らないうちは、室内で栽培すべき種類を屋外の寒さに当ててダメにしてしまったり屋外に置いて育てるべきものを室内で栽培し温度が高くて不調に陥らせてしまう事が案外多いので、この点だけは早いうちに聞いて確かめておかないと成らないとお母様へお伝えください。 画像には蕾が見えますがまだ花は見ていませんか?多肉植物の場合種類が特定しにくいものでも花が咲いてくれればその形の特徴から簡単に見分けられることも結構多いので、できれば開花している画像の投稿だと早めに種類が分かったかもと思います。 私は左の画像からは一見、園芸種のカランコエを自分で育てた結果園芸種の特徴が弱まった物かな?と感じたのですが、右の画像を見て茎の一節から3枚葉が出ていた事で思い当たりました。もしかすると「カラスバミセバヤ」と呼ばれている物ではないかと。 葉の緑色が少し茶色かかっていませんか?個体により色合いが少し変わる様ですが「銅葉」と呼ばれたりもっと濃いと「黒葉」と呼ばれます。「カラス」もこれらの意味と同義語で使われる事があります。 ミセバヤと言うのは日本原産の、前はセダムの仲間に含まれていた耐寒性の強い植物で全国各地で自生していましたが最近は野生の物は減ってしまったそうです。地方により種類がいくつかあってそれぞれ特徴が少し違いますし最近は園芸品種も存在するのですが、ミセバヤの種類は本来茎の節に2枚葉が付きます。 これが変異が起きて割と3枚出てくるものも多くて一株から何本も茎が伸びてくると「2枚の葉の茎」と「3枚の葉の茎」が一緒に生えてくる来る事があります。それで3枚葉の茎だけを挿し木して育て一株全部の茎を全て3葉の茎にしようと試みたのですが、この特徴は性質としては安定していないものも多いらしく毎年春に芽が出てきて育っていくと2つ葉の茎と3つ葉の茎が一緒に生えてしまったりします。この3枚葉に変異するのはあまり他の種類の多肉植物では見かけないと感じます。それでミセバヤの一種らしいと感じたのです。 ただカラスバミセバヤと言ってもすべてが同じものではありません。元々野生にはなく由来が解りませんし、同じ名前で売られていても見た目の特徴の違うタイプがいくつか見られます。 中には外国の品種名を持つ物もあり、外国の近縁種と異種交配されている可能性が高いです。外国にはブロンズリーフのセダムの品種が結構たくさんあるので、これらとミセバヤが混同されてしまっているのか、日本産のミセバヤと外国種が交配され作られたものがあるかもしれません。特に画像の物は葉一枚が結構立派に見えるので交配由来の可能性があるかもしれません・・・。 カラスバミセバヤと呼ばれている物には大まかに分けると「茎が枝垂れて咲くもの」と「茎が直立して咲くが外国のセダムより草丈が低めの物」、「茎が途中半端に倒れ気味に伸びる物」がある様に感じます。画像の物は枝垂れていたか中途半端に倒れ気味の物の様に感じます。 「カラスバミセバヤ」で画像検索して探してみると実物と良く似た物が見つかるのではと思いますが、ただしそっくりな品種がもし有っても「その品種名までは名乗らない様に」して下さい。一度品種名不明になってしまった物はそっくりであっても必ずしも同じものとは限りませんから無理に品種名で呼ばず「カラスバミセバヤと呼ばれているものの一つ」として栽培なさった方が良いです。 もしこの種類であれば屋外で栽培する種類だと思いますが、もし外国種との交配由来だと耐寒性が品種ごとに違うものもあるので、調べるのよりもやはりお譲り下さった方に聞いた方が確実です。 枝垂れ気味の物でしたら平らな地面に植えるのではなく石積みの縁など傾斜のある水はけの良い場所に植えたり、ある程度高さのある鉢に植えると茎が伸びていきやすく花が咲いた時に見栄えがしますよ。 もし花が咲いて見比べてもこの種類には似ていないとしても、エケベリア(耐寒性の低いものも多く屋外の冬が越せないものも)ではなくセダムの仲間であると思われます。上記の様にカランコエの鉢花を何年も自分で育てているうちに特徴が変わってくるものにも似ている様にも感じられます。
その他の回答 (2)
- Jekyll Hyde(@Jekyll_to_Hyde)
- ベストアンサー率64% (104/161)
#1ですが、いわゆる最もスタンダード(典型的)な、ミセバヤ【学名:Hylotelephium sieboldii】と言っていいでしょう。 葉の縁や茎が紫色っぽくなるのは、季節、気温、太陽、紫外線などの変化によるものです。 #1で回答した「育て方」を参考にしてください。 youtube 解説動画にもあるように、カラス(葉)ミセバヤは、葉が黒紫色になるタイプで、写真のように3枚葉(3輪生)で丸い葉のものは滅多にないです。葉のギザギザもそういう均一なタイプは滅多に見られませんね。 ■ミセバヤ(学名:Hylotelephium sieboldii) ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%BB%E3%83%90%E3%83%A4 http://ta29.jp/succulents/hylotelephium.html http://www.tbg.kahaku.go.jp/recommend/illustrated/result.php?pn=8&p=3&name=%E3%83%9F%E3%82%BB%E3%83%90%E3%83%A4&mode=easy&order=ruby youtube 解説動画 https://www.youtube.com/watch?v=TXmaC6Hmf0A https://www.youtube.com/watch?v=AmkL17W4dIY カラス(葉)ミセバヤ http://s.webry.info/sp/baby-pink.at.webry.info/200906/article_22.html https://greensnap.jp/post/217850?tid=22164 http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_4623.htm
お礼
参考サイトなどの紹介、有難うございました。 こちらにまとめてお礼とさせていただきます。 「ミセバヤ」と判明したことでやっと調べるあてもついて一安心。 宿根だそうですから、まずはこの冬を越せるよう考えてみたいと思います。 品種特定については、ご意見を参考にじっくり調べてみます。 もらい物だとこういう苦労があるのが困ったものやら、面白いものやら・・。
- Jekyll Hyde(@Jekyll_to_Hyde)
- ベストアンサー率64% (104/161)
ミセバヤです。 多く見かける、普通の三輪生タイプのミセバヤ http://yasashi.info/mi_00010.html ミセバヤの育て方 https://shiny-garden.com/post-21000/ 季節別の育て方/選択(冬の表示になっています) http://cactoloco.jp/dic/A152.html
お礼
大変詳しい所見をありがとうございます。 なるほど、「ミセバヤ」ならばベンケイソウ科、エケベリア種で探しても見当もつかない訳ですね。 また、こちらでも調べてみたところ園芸種がかなりあるようで、 品種特定は難しそうな感じ・・、まあ「ミセバヤ」の仲間であることが判っただけで十分に参考になりました。 3枚輪生葉が珍しいとの話にモチベーションが上がります。 その系統の育成方法に準じて試してみようかと思います。 参考になる経験談なども有難うございました。