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厳罰主義と保護主義について
レポートのテーマが、「厳罰主義と保護主義の問題点」なのですが、 色んなサイトやHPを見ても、何だか長々と難しく書かれていてわかりにくいんです。。。 簡単に教えていただけませんか? またはもしわかりやすいサイトなどがあれば教えて下さい(>_<)
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お題だけでは何のことかわからない(刑法か貿易のような気がするが他にも取れるし)ので答えにくいのですね。 まあ今どきなのでこれはきっと、少年法改正議論などにおける刑法罰則についての主義のことと見なして話します。 厳罰主義は、要するに罰を罰として実施しようとするものです。 罰本来の意義である、復讐や見せしめとして刑罰を位置づけます。 必然的に、刑罰はきついほど有効となるので厳罰となります。 長所は、安価で有効に犯罪が抑止され、被害者の鬱憤も多少は解消される点です。 短所は、犯罪者を生産力として再利用できないこと、冤罪の時に被害が大きいこと、不当な法により人間としての権利が奪われること(*)があること、一部の人の良心が痛むことなどがあります。 (*)例えば徴兵忌避を厳罰(死刑)と規定したら、良心的徴兵忌避ができなくなります。 もっとも、ここで論じている厳罰と保護という趣旨とはちょっと離れていますが。 保護主義は、罰を本来の意義から離して、犯罪者の再教育装置として機能させようとするものです。 更正が完了すれば釈放するので、被害者は憤懣やるかたありませんが、復讐や見せしめは非生産的で理性的でないと考えます。 長所は、犯罪者が更正してくれれば社会の生産力として再利用できること、成功すれば多くの人の良心をくすぐることがあります。 短所は、被害者の心情を無視すること、犯罪抑止効果が弱いこと、コストが高くなること、更正できなければ全てが無駄に終わり、無辜の市民が恐怖に怯え新たな被害者が生まれることなどです。 非常に端的には、厳罰主義は「被害者・無辜の市民の権利を守る主義」、保護主義は「加害者の権利を守る主義」といえるでしょう。 先日のコンクリート殺人犯の再犯をみるまでもなく、現実として再犯率はとても高く、ほとんど更正などできないのは統計上の事実なのですが、平和ボケした日本人は、いざ自分が被害者になるまで厳しいことが言えない人が多いようですね。 家族を守るために銃を取って立ち上がるような世界標準思想はまだまだ日本にはなじまないようですね。
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- NANDACORYA
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問題を分けて考えたらいいと思いますよ。 厳罰主義の問題点,保護主義の問題点としてください。一緒にまとめて書くとすごく難しいです。 【例】 厳罰主義の問題点 刑罰を重くし,たとえ死刑になると分かっていても犯罪はなくならない。 保護主義の問題点 社会的(被害者)感情を組み入れる事がむずかしい。 共通の問題点 再犯者がなくならない。 その他については勉強してくださいね…
お礼
ありがとうございます!! NANDACORYAさんの意見を参考にもう少し頑張って探してみます!
お礼
すいません!KAMOCHAさんが回答してくださった通り、 少年法についてなんです。 詳しく書いていただきありがとうございました!! わかりやすかったです! 私は厳罰化はどうなんだろう・・・と思っていますが、とても難しい問題ですよね。 レポートに少し使わせて下さい(>_<) ありがとうございました☆