- ベストアンサー
新保守主義と新国家主義の違い
教育における新自由主義と新保守主義の台頭について調べているのですが、疑問が出てきたので、アドバイスお願いします。 新保守主義と新国家主義を同じものとして書いている文献が多いのですが、この二つは同じなのでしょうか? また、このテーマを扱っている文献やサイトなども教えていただけたら幸いです。 よろしくお願いいたします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
新自由主義と新保守主義とありますがそもそも意味合いのベクトルが違います。 新保守主義→通称ネオコンと言われる考えですが、そもそもこの言葉を略さず書けば(Neo-Conservatism)になり、日本語り通ではなく決して「保守主義」ではないことが分かるでしょう。 Neoと言う言葉を使っているのはNeo-Nazismをもじった蔑称だからです。 さて、言葉の説明はこの辺にするとネオコンを一言で言えば、自由・民主を世界に広げるためにはのためには手段を選ばず戦争も辞さない(つまり、各国ごとの独自性を認めず、上記の目的に反することは許さない)という強硬論を主張する思想のことを言うことが多いです。それを考えれば手段は違えどかつて共産国が行っていたことと全く同じ事をやろうとしているに過ぎません。要は、共産主義者とは別方向の極左思想と言えるでしょう。 新自由主義→ケインズ主義を否定し、アダムスミスの夜警国家論を推し進める考えを持った人たちをそのように言うことが多いです。(簡単に言えば) この思想を持つ人としては旧アメリカ大統領のクリントン氏や近いところでは竹中平蔵氏などがこの考え方を持っています。経済政策の右左で考えれば右側のほうにあたる考え方です。 つまり、新保守主義はあくまで政治思想を指しており、新自由主義は経済思想を指している。さらに、前者は左側の考えで後者は右側のほうの考えで思想の右左でも異なりますのでベクトルの方向が違います。 ただ、なぜか分かりませんが、新保守主義の人は新自由主義の考えを持っている傾向は間違いなくあると述べておきましょう。これに関しては偶然の一致としか言いようがありませんね。この二つが同じ扱いをされる原因の一つと言えるでしょう。