戸は、扉、木戸、門の意味です。
【以下参考】
岩手県で、二戸郡の名前の地名由来の記述では、平安時代、糠部郡を蝦夷から守るために四方に柵を設けて東西南北に門(もん・かど)を設けて番人を置いたが、後にこの囲いの中で馬を育てるため、木戸(門)に一から九までの番号をふって一戸に一牧場を置く「九戸四門」制を採用したことに由来。
糠部郡(ぬかのぶぐん)とは、かつて陸奥国にあった郡。現在の青森県東部から岩手県北部にかけて広がっていた。
糠部郡には、「九ヵ部四門の制(くかのぶしかどのせい)」の制がしかれていた。 糠部郡を一から九までの「戸」(あるいは部)にわけ、一戸ごとに七ヶ村を所属させ、その九の戸を東・西・南・北の四つの門に分属させたものであり、糠部郡内の主な地域を一戸~九戸に分画して余った四方の辺地を東門、西門、南門、北門と呼んだと思われる。
「戸」とは「牧場」の意であるとも言われる。 戸制が施行された地域は「糠部の駿馬」といわれた名馬の産地で、馬がどの「戸」の産かを示す「戸立(へだち)」という言葉も生まれるほど珍重された。
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