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白兵戦に詳しい人お願いします
よくゲームにある「手甲で格闘」がありますが 素手で武器持ちに勝つには相手より2段上でなければ難しいとは有名な話 たぶんそれでゲームでは 手甲やガントレットに攻撃力数値を持たせ 格闘で武器に太刀打ちするという考え方なのでしょうが 実際無理だと思いますが本当に無理なのでしょうか? るろうに〇心でそんな敵もいましたが 現実で手甲で人を殴るという話は聞いたことありません ゲームならではのロマンスだと言われればそうなのでしょうが 具体的にダメな理由を格闘や白兵戦に詳しい人に教えてほしいです 私の考えでは単に相手の武器を受け止めたら腕や拳が壊れるだけで防御力がないだと思いますが何せ素人の考えです
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>相手より2段上でなければ難しいとは有名な話 そもそも段位というのは順序を表す数であって、等差的な数列ではないし、同じ数字の段位でも武道の種類や流派などが違うと強さが違う。 たとえば剣道3段の人は剣道初段の人の3倍の強さではないので、剣道初段の人が3人で同時に周りから打ち掛かったら3段は負ける。 だから、2段上とか3倍段とか言った数字を持ち出すこと自体がナンセンスである。 手甲についてだが、日本の鎧の籠手は、鉄板が縫い付けてある。しかしこれは刀の刃が当たっても切れないようにすることが目的であって、これで殴ることを想定していない。鉄板は、前腕部と、手の甲の部分に縫い付けてある。ものによっては指の第一関節までの甲の方側に縫い付けてあるものもある。内貼りがさほど厚くないので、これで殴ると鉄板が指に当たり、殴った手の方が痛くなる。 これは相手の斬撃を受け流すために使う。受け止めるためのものでも殴るためのものでもない。 ただし、江戸時代に左の前腕部に厚い鉄板を縫い付け、これで斬撃を受け止めておいて右手で切り付ける、ということを得意とする人がいたという記録があるから、前腕部で受け止めることは可能であろう。しかし、手首の関節部分は動かせるように作ってあるので強度が弱い。この部分で斬撃を受け止めようとすると、手首が砕ける。実際、甲冑での戦いを前提とした古い流派の中には、手首を砕くことを目的とした技を伝承している流派が少なくない。 戦国時代の戦場で、刀をたたき落されたりたたき折られたりしたときに、とっさに相手を殴りつけるというようなことは、少なからず生じていたはずである。しかし、甲冑を着た相手を殴っても致命傷にはならないし、さほどのダメージを与えることもできない。一瞬の間を作るぐらいのことしかできない。しかし、この一瞬の間で落ちた刀を拾って敵に切りかかって、敵を切り伏せることに成功したとしてみよう。これが他者にどのように伝わるだろうか?おそらく、敵に刀をたたき折られたが、とっさに落ちていた刀を拾って切りかかって敵を倒した。という話になるのではないだろうか?要するに、さほどのダメージのない殴打は、行っていても話としては伝わらないから、「手甲で人を殴るという話」を聞いたことがないのだ。 また、相手の斬撃を受け止めても、受け止める行動自体には相手にダメージを与える効果はない。それよりも、甲冑を着ていて少しぐらい刀の刃が当たっても切られないのだから、自分の刀をたたき落されたら、相手にとびかかった方が相手にダメージを与えることができる。そのような技を伝承している流派もある。 マンガで、手の甲の部分に、鉄の爪を付けて刀と戦うシーンがあったように思うが、これはナンセンス以外の何物でもない。まず、鉄の爪の固定方法である。 手首を動かせるようにするためには、鉄の爪は手のひらの甲の部分だけに固定しなければならない。しかも親指を動かせるようにするためには、一定のゆるみが必要である。このようにゆるく固定した鉄の爪で敵の斬撃を受け止めようとしたら、おそらく外れてしまうだろう。外れないようにするためには爪の金属を前腕部まで伸ばしてしっかりと固定しなければならない。この場合手首の動きが大きく阻害される。この状態で刀やその他の武器を持って使うことはできないだろう。だから鉄の爪だけで戦うことになる。この場合敵の持つ刀とのリーチの差が大きくなる。 刀は手元から70cm程度の長さがある。これに対して鉄の爪は、強度と重量、動かしやすさを考えると手元からせいぜい30cmの長さになる。すると敵は爪が届かない距離から爪の前腕部分を超えた肘に切りつけることができる。 この場合の対処方法は下がってかわすか、はねのけるか、内懐へ飛び込むかになる。 下がったり、はねのけた場合には第2撃、第3撃が来るからじり貧になる。勝ち残るためには飛び込まなくてはならない。飛び込んで爪を敵にたたきつけ、それが鎧のひもや鎖に引っかかってしまうと動きが取れなくなり、敵に切られてしまう。従って爪の向きは、指を曲げた方向に湾曲しているのではなく、指と逆の方向に湾曲していなければならない。ということは、短刀を持っているのと同じ状態になってしまう。だったら短刀を持っていればよいことになる。 また、鉄の爪を普段はどうやって携行したら良いのだろう?普段から腕に装着した状態で道を歩いていたら、不審に思う人が続出。役人に知らせが行き、面倒なことになる。食事中は?寝るときは?なにか専用の袋を作ってその中へ入れておくことになる。そこへ敵が突然襲撃してきたらどうするか?短刀ならさっと抜けばよいが、鉄の爪は袋から出して、腕にはめて、落ちないようにひもでしっかりと縛り、おそらく肘に近い部分と手首に近い部分の最低2か所はひもで固定しないと戦っているときに外れてしまう。そんなことをしているうちに敵に切られてしまう。とすると、そんなややこしいものよりも、短刀の方が使いやすく実用的である。 どうせなら、そんな鉄の爪よりもメリケンサックの方が使いやすく、携行しやすく、実用的である。
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- hekiyu
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素手で武器持ちに勝つには相手より2段上でなければ 難しいとは有名な話 ↑ 三倍段ですか。 実際無理だと思いますが本当に無理なのでしょうか? ↑ 素人が手甲ぐらいで武装しても、格闘技やって いるヤツには敵わないと思います。 格闘技を数年やれば男と女性の差がでます。 これが一流になれば、大人と小学生の差になります。 小学生が手甲で武装して、それで大人に勝てるでしょうか。 現実で手甲で人を殴るという話は聞いたことありません ↑ そりゃそうでしょう。 手甲など装着している人間なんているとは思えません。 具体的にダメな理由を格闘や白兵戦に詳しい人に教えてほしいです 私の考えでは単に相手の武器を受け止めたら腕や拳が壊れるだけで 防御力がないだと思いますが何せ素人の考えです ↑ 手甲は手甲で手甲術という使いこなすための技術が 必要でしょう。 素人が手甲はめただけで、格闘技のプロに勝てるはずが ありません。 それになにより、ボクシングや拳法、空手の突きや蹴りなど 素人が受け止めることなどできません。 そもそも相手の攻撃が見えませんよ。 ワタシ程度でも、相手が素人なら、例え手甲で武装して いても、身動き一つさせないで、一瞬でKOできる 自信があります。
お礼
ご返答ありがとうございます できれば相手が刃物か鈍器など凶器をもっていると想定していただいて どうして手甲がだめかと 説明不足でしたすみません
お礼
熱弁に感動しました ありがとうございます やはりテレビゲーム上のロマンスなのでしょうね手甲格闘は