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心臓の動きについて

 小生、先日洞結節不全症候群を発症し、種々の検査と病歴から判断してペースメーカー植え込み手術をを受けました。自然の状態では洞結節からリズミカルに電気が発生し、前結節間輅が左心房をカバーし、下行枝・中結節間輅・後結節間輅が右心房を経て房室結節に収束し、房室結節がスイッチの役目をしてさらにヒス束から右脚、左脚に分かれその先端がさらにプルキンエ繊維と網状に左右の心室に分散していると聞いています。  そこで不可解なのはなぜ電気の良導体である人体の中で電気が発生し、絶縁体で被覆されたものでもない組織を経て心房・心室を刺激出来るのかということです。現にペースメーカーの電池は人体と絶縁されていますし、リードは絶縁被覆に覆われた電線です。何か説明のつかない矛盾を感じます。  どうでも良いことかもしれませんが、できれば明確に教えていただきたいと思い投稿しました。

みんなの回答

  • ebisu2002
  • ベストアンサー率59% (1878/3157)
回答No.1

科学的に疑問を解こうとされる発想に感心しています >絶縁体で被覆されたものでもない組織を経て 被覆されている構造です 心臓内を考える前にたとえば頭で手足を動かすように、指令されたシグナルが体中に届く電線のような仕組みがあります そう、神経ですね。 逆に先端などのセンサーでとらえた感覚を頭にまで伝えるのもこうした構造のものですね。 神経の刺激を伝える構造物の周りには絶縁性のある組織(髄鞘)が取り巻いています そしてこの絶縁体の異常で神経の伝わりが悪くなる病気があります。 また、中の電線に相当する刺激を伝えやすい組織を軸索と言います。 さて、心臓の話ですが、心臓の刺激を伝える仕組み(刺激伝導系)も神経のようなものとお考えください。 刺激を伝える専用の電線のような組織(特殊心筋)がありそこは他の組織よりかなり速く伝えることができます。 その周囲は線維性組織と呼ばれる絶縁体があって周りの収縮する心筋そのものには直接刺激が漏れません また、心房の興奮が勝手に心室に伝わらないように心房と心室の間も線維輪と呼ばれる絶縁体があります

kaajie
質問者

お礼

大変懇切丁寧にご説明頂き厚く御礼申し上げます。神経の刺激を伝える構造物は理解できますが、絶縁性のある組織(髄鞘)という名称は初めて耳にします。 そして人の体内に絶縁体が存在するという事実も、驚きを感じるとともに自然の神秘性に感動しています。小生、84歳の老骨ですが何か目の前が明るくなったように思っています。本当にありがとうございました。

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