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★閣僚と官僚の力関係は?・・・
どっちが優位ですか?・・・ 籠池事件では圧倒的に閣僚が優位だったようですが、なぜですか?・・・・・・・・・・・・
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日本では、「官僚」様です。 昔は上司の大臣が命じたことでも、官僚が「不当だ」と思えば握りつぶしていました。 官僚は不祥事を起こしても滅多に首にならないのに対して、大臣は頻繁に替わったからです。大半の大臣が、(居残っていても)そのうち何を言ったか忘れる程度ですし。 なので、政治家が面従腹背の官僚を心服させるまでにはすごい苦労が必要でした。 田中角栄さんは、官僚の心を掴むために、課長(係長だったかな)程度の下級官僚でさえ奥さんの誕生日にはブランドバッグをプレゼントしたり、官僚の卒業年次まで暗記して「君は東大の○○期生だったね」とか言って感激させたり、「責任はすべて私が取る」と明言したり、すごく努力していました。おかげで、田中さんが「右」と言えば官僚全員が右を向いたとか。 また、今の小池都知事だったと思いますが、防衛大臣になった女性政治家が、当時「天皇」とまで言われていた防衛省の次官のクビを切り、自分もすぐ辞めて(辞めさせられて?)しまいました。 それくらい、官僚というのは強いのです。 但し、先ほどの田中角栄さんが口を利いたのならもちろん、業者を連れて来てニッコリ笑っただけで全官僚が角栄さんの気持ちを忖度して行動したでしょう。味方にすれば、心強いかぎり。 籠池事件では、閣僚が優位だったとは私には思えませんが、優位だったとしたら、きっと官僚を心服させる(恐れさせる)だけの大物がいたのではないか、と思われます。 そういう観点から、現時点での最大の「大物」=安倍晋三総理を引き釣り出したいのが、野党なのだろうと思います。
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- potatorooms
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中国の五代十国の歴史はご存じでしょうか? 王朝が変わっても、官僚組織がそのまま残ったため、官僚の意志で王朝のみすげ替えを行っていました。 また、アメリカ大統領制の下では、大統領が変わると、全国の連邦の役所で、課長クラス以上の人の首が一斉に飛び、新しい人に変わります。 トランプさんが就任後、しばらくおとなしかったのは、5000人以上と言われるこの任命に忙しかったからです。 このすげ替えがあるため、大統領令は素早く実行されるわけです。 で、日本では、政権が変わっても官僚は変わりません。このため、官僚だけが仕事を知ってる状況になり、官僚組織と仲の悪い行政のトップは、スキャンダルなどを起こされて追われることもあるわけです。 都知事がスキャンドルまみれで何代か連続で追われたのは有名かと。 日本は五代十国の時の中国と同じ状況なんですね。