>産相が「通商交渉や資源外交の極めて重要なツールだ」と反発したそうです。
民間企業ですと、機能と組織は別物と考えるでしょう。「通商交渉や資源外交の極めて重要なツールだ」という場合はJETROの「機能」を言っているのは明らかです。しかしこの「機能」は大使館とか領事館が担ってもおかしくはありません。民間企業ですと海外支社支店長の職務分掌規定を見直して、各事業本部が持っている駐在員事務所を廃止するような話です。
>なぜ閣僚が官僚をかばうのでしょうか?
組織縦割り行政のなせるわざです。現在の官僚制度の根本的欠陥です。国の利益より省庁の利益、ひいては自分たちの立身出世を国益より優先させる思考から導かれる悪弊です。
そして閣僚は、知恵がないからです。官僚が作った意見、回答案を読みあげているからだけなのです。
その根底には大臣は、今我が国が置かれた政治的・経済的状況・問題点を理解しない(首相の方針、自党のマニュフェストすら読んでいない!)アホと極論できるかもしれません。
>官僚と閣僚は仲が良いものなのですか?
一般論では、そう言われています。官僚は自己の権限を最大化しようとします。(その理由は権限が多ければ天下り先に不自由なく、勲章をもらえるだけでなく、退職金その他で数億円の収入を得ることも不可能ではないからです。選挙に出て政治家として再出発できます。権限があれば官僚の未来はバラ色なのです。)
閣僚はその方向に乗ります。そうすると優秀有能な大臣の評価を官僚がマスコミにバラマキます。結果大臣の地位は安泰になりますし、何でも秘書みたいに官僚が大臣の仕事全部やってくれますから、毎日残業せずに、政治家としての仕事に専念でき、次回の選挙にも安心して臨めます。
各省庁の官僚の代表は事務次官です。会社の社長が事務次官、会長が大臣と言えば判りやすいでしょう。
今回の年金事件のすべての責任は、私は厚生労働省事務次官、年金保険庁事務次官にあるというのが私の意見です。年金を払っているのにそう扱われていないのは明らかに「年金事務問題」です。ならば事務次官が責任を取るべきでしょう。しかしこういう声は政治家には皆無です。マスコミもこの点、ノーコメントです。
政治家だけでなく、マスコミも「なぜ官僚をかばうのでしょうか?
閣僚とは仲が良いものなのですか?」というのが私の疑問です。
お礼
ああ、なるほど! 納得いきます。 官僚がやってくれないと最高責任者である閣僚も責任問われますもんね。くだらない、、。