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中国に利用される反日は?
- 中国においては、反日が利用される現状が見受けられます。しかし、その背景には五・四運動やその後の歴史事実など、日中の関係に根ざした要素も存在します。
- また、中国は日本以上に欧米から蹂躙された歴史を持っており、そのために反欧米の姿勢が国内で見られることもあります。
- しかし、国内の報道は国益主義色が強いため、このような情報を確認するのは難しい場合もあります。
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中国の反日教育や反日の政治利用は大方、日中戦争、特に南京大虐殺を取り上げたものと思います。おっしゃるように真実が中国側から知ることができないのですが、中国政府が反日の抗議活動のスイッチをオンしたりオフしたりしていると言われていて、国内の政治問題から国民の目をそらすために使われているとも聞いていました。ただ政治問題とは別に、中国の場合日中戦争のさなかにも蒋介石の中華民国と毛沢東の共産党の戦いが過酷だったこともあり、過去の歴史を語る時に日本だけを悪者にしてしまったほうが円満に収まるところもあるのではないかと思います。私は2000年代前半の反日運動が過激化した時に良く上海に出張していて結構緊張していたのですがただそんなムードは全く感じられず現地駐在の日本人からも何も変化がなく安全だと聞かされていました。一方で日系の店への破壊活動などもあって、一体何がどう言う人によって突き動かされているのかさっぱりわかりませんでした。その頃の報道では、中国政府が反日行動を呼びかけそれに応じる人たちが暴力的な活動をしていたようですが、当時すでにインターネットの時代に入りつつあって、一度火がつくと政府でもコントロールが難しくなりつつあって、そこからは表立っての反日の呼びかけは慎重になったように思います。 習近平になってからは、日本に対する態度が硬化しているように見えますが、対象は日本人ではなく安倍政権。日本政府は悪い奴らだけど日本人は悪くない、と言うメッセージに変わっているように思います。同じ反日でも韓国のように国民主体で国がそれについて言っていると言う感じとはだいぶ様子が違いますね。 中国がヨーロッパの列強に対してどう思っているかですが、たしかに蹂躙されたとは言え、それは弱体化した清王朝の話。アヘン戦争などで脅しにのって侵入を許し土地を提供したりしましたが、広い中国の中ではほんの一部。列強の租借地となった上海のバンドは今では西欧風の歴史建設が立ち並ぶ一等の観光地として中国人もたくさん訪れるので、広大な中国の悠久の歴史のほんの一幕なのかも知れません。その中で、内地の首都南京まで攻め込んだ日本は別格でしょう。 日本は謝罪すべきところは解決済みと言わずに謝罪するべきとは思いますが、今のように政治でコントロールされていると、謝罪しても良い方向にはいかないので、当面は民間レベルの購入で改善するしかないでしょう。中国のインターネットアクセスは最近また規制強化されましたが、それでも情報流通はとめられません。
お礼
有り難うございます。 成る程!! と、 今更ながら、確認しました。