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障害者の作業所での金儲けとは?
- 障害者の作業所での給料が安いという問題について考えます。月に一万円程しかもらえないことがありますが、その理由は生産性の低さによるものです。
- 作業所では利用料や挨拶の品にかかる費用が発生し、給料の少ない利用者から多くのお金を得ている傾向があります。これが作業所の問題点であり、職員の責任についても考える必要があります。
- しかし、障害者の親の中には作業所が預かってくれるだけで良いと考える人もいます。作業所の実態は個々によって異なるため、他の作業所についても調査する必要があります。
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私が仕事上ある団体で作業所に関わってきて知りえた事ですが、まず、作業所は「働くという作業」を通じて社会性をもつ訓練をする場所と捉えるところだと思います。障害のある方がそこで作業をするにあたっては、様々なフォロー、サポートする人たちが毎日たくさんいます。職員だけではなく、日々体調を作業所内で管理する医師、看護師。特に作業所の医師や看護師は普通の方ではできません。障害を持つ方の診察やサポートは非常に難しいでので、それ相応の知識と経験を積んだ人でなければ着任できません。その数は少ないです。探す事と人数をそろえる事にとても苦労します。 作業のみならず、移動手段、作業所で出かける旅行にも帯同します。場所が変わると途端に心身のバランスを崩す方が結構いるのです。それでも、ちゃんとバスを借り切って、1泊で、その場合はさらに無償のボランティアスタッフを募って出かけます。サポートをする人達が、想像する以上に知識や労力が必要です。しかし、その方たちだってボランティアで出来ません。それでも普通の報酬よりかなり安い金額で引き受けてくださいます。 本来はそれ相応の報酬がなければ大変な仕事は引き受けませんよ。しかも、そういう所に必要な人員を配置するために行政は定期的に有識者会議を開催し、適正に行われているか、対価はどうかまできちんと話し合います。その時間やセッティングも労力を要します。電話1本で何でも引き受けてくれるわけではありません。 「そんな細かい事は聞いてないんです」とおっしゃるかもしれないですが、受け入れる作業所側は非常に受け皿を作るために細かな準備や日々のケアを常時しています。なので人件費が職員の方以外に、設備の投資も含めて非常にかかるんです。 その環境整備された中で色々な人に見守られながら、障害を持つ方々は一生懸命努力されて働いておられます。 作業所にいかない方は生活保護を受給しながら、行くところもなく生活しているケースもあります。 ですので、作業所に行くことが出来るのは全員ではないのです。 私は行政関与している作業所しかわかりませんが、それでもここ数年は自治体が手を引き、福祉公社のような形に変わっていています。 この事は作業所に限らず、国立病院や公立病院も行政機関であったはずの事務所も今は半民営化されてきています。税金がないんです。 ですので、そこをどう折り合いをつけるかという捉え方の問題になると思います。 職員に挨拶の品を配るとかそういうやりとりは、個別の場所での慣習みたいなものがあるのでしょうかね。私は聞いた事がないですが、保護者の身になれば、作業所は「働く」というより「生きるための訓練をする」という所だと思うのでそんなやり取りがあるのかもしれないですね。 障害の度合いにもよるのでしょうけれど。 私の狭い経験の中の一部でしか実態がお話し出来ませんが、少しはご理解いただけたでしょうか。 暖かく見守っていただければ幸いです。
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- mei109tamayou
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小生「作業所に通っている『当事者』」です。質問をされた方は「ナニを見てそう云われるのか『理解に苦しみます』」ジョークで所長に「ショチョーサマ、聞きましたよ、『婦女暴行』3回やって警察から目つけられてるって」「なんで知ってんのッ!!」などと云っています。でもそれは「スタッフ一同と小生たちの『信頼関係のうえで』やっていることです。 先ほどの「ショチョーサマ」にしても役職手当がついても月15万円しか給与ないいんです。 ‥‥これで「メシ喰えますか」‥‥。 小生、障害がでるまで、社員が社長と小生入れても5人しかいない「零細企業」で「専務」をしてました。‥‥社員は「仲間」と思い、社長や小生が「持ち出し」をしてまで、仲間に 「給与」出してました‥‥。みんなそれ知ってるから「専務、また計算マジがっとる。給与 満州(一万円)1枚多いがね」とやってました。本当に「感謝」しかないですよ。 この話しがわかんないようじゃ「あなたこそ『障碍者だ』と云わせていただきます。
お礼
》ナニを見てそう云われるのか『理解に苦しみます』 私は知人の子の話を聞いてそう思っただけです。 》この話しがわかんないようじゃ「あなたこそ『障碍者だ』と云わせていただきます。 ご不快に思われたなら お詫びいたします。
恐らく建て前は無収益法人となっているはずですし、障碍者一人当たりのサポートスタッフの数と職員レベル(地元市町村の公務員天下り)から考えると割りに合ってないと思います。 どちらかというと「幼稚園児」(勉強する姿勢)ではなく「保育児童」(預り保育)の意味合いが強いと考えて下さい。 作業自体も単価の高い精密な工作を要するものを確実にこなせるような能力があれば、最初っから生産工場の障碍者枠で採用されているはずです。
お礼
回答ありがとうございます
- takuranke
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施設種別がB型で株式会社が経営母体なら、 自社の作業を格安でやらせることで、 濡れ手に粟は可能ですが、 社会福祉法人であれば、 基本的に作業収益が上がらないです 福祉のプロであって、 商売のプロではありませんので。 工賃アップの取り組みをしている施設もありますが、 こういう施設の多くは、 施設で一から物つくりをしているところが多いです。 ただ、障害者施設で作ったものと言うことで、 適正価格で販売されることが少なく、 一般の製品と同じような値段(品質的に遜色はないものでも) 買う側が障害者施設で作ったものだからと高いといって買わないこともあります、 以前、仕事でかかわっている施設が、 自治体のイベントに出店していた際に、 値切っている人が何人かいました。 下請け作業の場合は、 ほとんどが内職のような作業なので請負額がもともと安い。 洗濯事業をやっているところなどは設備機器の費用が高いです。 この、作業にかかわる経費分を差し引いて利用者に支払うので、 如何しても作業工賃は安くなります。 作業指導員の人件費はこの作業収益の経費として差引くことが可能ですが、それ以外の職人の人件費は利用料といわれる訓練給付費(国9割:利用者負担1割)からになります。 毎月の5千円が、実費分であれば、 利用契約書に記載があるはずで、 契約当初に説明もあったと思います。 付け届けが施設から要求されているのなら、 市町村や都道府県または厚生労働所へ苦情を言う。
- smash27
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多くの作業所は同様にせいぜい数万円程度の工賃でしょう。そういう意味では薄給と言わざるを得ないような気がします。 しかし、作業所が儲けているかというとそうではないでしょう。むしろ経営難で、いろんなコストを削りながら何とか存続しているというところがほとんどかと思います。 作業所で働く障害のある方は、障害者雇用で働くことが難しい重度の方が多いので、必然的にサポートにあたる職員の方が多く必要になります。 一方で、障害のある方は労働力としては不安定なので受注も難しく、人件費や設備投資の原資となる作業所の売り上げも、その辺の工場より劣ることは間違いありません。 そうなれば、少ない原資から何とか捻出できるのは職員の賃金だけ(それも月20万に届かない程度で世間の標準から見ると少ないと言われます)となり、障害者に支払える工賃は本当に僅かなものとなってしまいます。 ここまで考えると、工賃の低水準問題は個々の作業所の経営努力でどうにかなるものではなく、社会全体であり方を考えなければ改善できないと思えてきます。 私は、作業所職員の方は薄給の中、肉体的にも精神的にも大変なお仕事をよく頑張っていらっしゃると思っています。そうした方々を悪く言うことは私にはできません。
お礼
私は知人の子の話でしか 作業所の事はわかりませんでしたがご回答で少しですが理解できました。 でもその子がかわいそうで…。少ない工賃で利用料や法人にお金を支払い好きな物も買えないで…。 職員さんもいろいろ大変なんですね。 私も出来れば作業所の力になりたいと思いました。
- tknkk7
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作業所と言っても様々有り、工賃が手当て料金でも”保護者様・”満足なら労働契約内です。 労働契約書記載事項と最低賃金と、本人様の職責他を、十分吟味検討してからでしょう。
お礼
そう言うもんなんですかね…。
お礼
作業所っていろいろ大変なんですね。 私は知人の子の話しか聞いていないので詳しくは わかりませんでした。 職員さんの大変さは理解 できました。 私が納得できないのは工賃の少ない障害者からお金を取ると言う事です。 安い工賃でお金もとられ 買いたい物も買えない子がかわいそうだと思ってしまいました…。 回答いただきありがとうございます。