原則としては他人の仕事に手を出してはいけません。
それは責任範囲という問題です。
極端な例を言いますと、たとえばちょっと離れている人の机の上が菓子の袋とか包装紙が放置してあったとします。
これはだらしないと思ってあなたが片付け、すべてゴミとしてダスターシュートに入れたとします。
意識としては手伝って、環境を整備したつもりでしょうが、大問題になることがある。
この人は菓子の包装の表記法とか記載限度を調べていたかもしれないのです。
この人の仕事はそういうゴミと見えるものを集めて調査することだったとすれば、妨害をしたことになります。
ちょっと軽くそういう例が思い付いたのでいいましたけど、うっかり手伝おうとしたらとんでもないことになるという話です。
その人から直接頼まれて作業内容の指示も受けてやるなら構いません。
その限りにおいてはその依頼した人の責任下での作業管理ですから。
しかし、自分が暇だから他人の作業に手を出そうとするときは、そういう依頼の意識は先方にないかもしれないのです。
やらせろというから仕方なくやらせたが、案の定間違ったことをした、とかやらなくていいことをした、なんて迷惑です。
終わったあと、ありがとうといわないわけにいかないから感謝を示したが、本当は迷惑だった、なんて。
仕事というのは、オン・ニーズだと意識してください。
暇だったら手伝ってくれと言われない限り、他人の領分を犯すのは控えるべきことです。