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天然水とアルカリイオン水の違い
いつもお茶を沸かすときにお水は天然水(ペットボトル入り)とアルカリイオン水(ペットボトル入り)のどちらにして良いか迷います。 緑茶に使用するにはどちらが美味しいですか?
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- kagakusuki
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>結局、どちらの水がお茶の飲用適しているのですか? 天然水は普通の水と変わりがありませんので、お茶を入れる事に使用した場合に特に不利になる様な点は無いと考えられます。 一方、下記のURLに掲載されているpdfファイルの報告によりますと、アルカリイオン水でお茶を入れた場合、水道水で入れたお茶と比べて渋味の元であるタンニンの含有量がやや多くはなるものの、飲み比べた評価では味の点では水道水で入れたものと比べて有意な差はないとされていますから、アルカリイオン水でお茶を入れても別に美味しくなる様な事もなければ不味くなる様な事もない事になります。 しかし味の点では水道水で入れたものと大差ないとは言っても、栄養面の点では話は別で、アルカリイオン水でお茶を入れた場合、その中に含まれているビタミンCが酸化されてしまうそうです。 【参考URL】 アルカリイオン水の緑茶への利用 - SUCRA http://sucra.saitama-u.ac.jp/modules/xoonips/download.php?id=BKK0001833 酸化されたビタミンCも体内で再び還元されて普通のビタミンCに変わる事もあるのですが、酸化されたビタミンCは分解されてジゲトグロン酸という物質に変化しやすい性質があり、ジゲトグロン酸になってしまったものはビタミンCとして使う事が出来なくなりますので、アルカリイオン水で入れたお茶はビタミンCが目減りしやすくなるという事になります。 【参考URL】 ビタミンC - Wikipedia > 2.7 加熱に弱い https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3C#.E5.8A.A0.E7.86.B1.E3.81.AB.E5.BC.B1.E3.81.84 従って、アルカリイオン水はお茶を入れるためにはあまり適していないと思います。
- kagakusuki
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飲料としての「天然水」には明確な定義はないものの、おそらく「ナチュラルウォーター」や「ナチュラルミネラルウォーター」の一部に対して「天然水」という商標を付けているものと思われます。 そして「ナチュラルウォーター」とは地下水や湧水、河川水、湖沼水などの内、飲用に適しているものを容器に詰めたものです。 また、「ナチュラルミネラルウォーター」とは「ナチュラルウォーター」を原水として、加熱殺菌以外の物理的・化学的処理を行っていないものを容器に詰めたものです。 つまり、「ナチュラルウォーター」も「ナチュラルミネラルウォーター」も、どちらも成分調整や化学的な処理を行っていないものです。 それに対し、飲料としての「アルカリイオン水」とは、飲用に適した水を電気分解した際に陰極側に生成されるpH9~10の弱アルカリ性電解水の事です。 この事からも解ります様に、「アルカリイオン水」は化学的な処理を加えた水であり、「ナチュラルウォーター」や「ナチュラルミネラルウォーター」とは呼ぶ事が出来ないものです。 【参考URL】 ミネラルウォーター - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC アルカリイオン水 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E6%B0%B4
補足
結局、どちらの水がお茶の飲用適しているのですか?