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鍼治療の保険適用
痛み止めをもらうばかりで背中の痛みが治らないため、保険で鍼治療をしようとしたら、同意書の記入を内科医にも整形外科医にも断られました(レントゲンの結果、おそらく背中の神経痛だろうと言われだのですが・・・)。 ネットで調べたら医師会が同意書は書かないようにと通達しているという話も見かけました。本当でしょうか? なぜ鍼治療の保険適用はこんなに難しいのでしょうか
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その昔、戦後すぐはまだ日本全国に整形外科医というのがとても不足していたのです。なのでそれを補完する意味で、当時「骨つぎさん」と呼ばれていた柔道整復師は保険を使える権限が与えられたのですが、鍼灸(東洋医学)にはそれは与えられませんでした。それに対して鍼灸界がいろいろロビー活動をして「医師の同意があればいい」ということにはなったのですが、しかし逆にいえば「医師が同意しなければいい」となるわけですので、まあ実質的には鍼灸に保険を使うのは無理といってもいい状態にありますね。 なにぶん、医学会(西洋医学)と鍼灸(東洋医学)の対立は江戸時代まで遡るんです。 江戸時代の医学は当然東洋医学が常識の時代です。あの杉田玄白らが「解体新書」を出して日本にも西洋医学が生まれるわけですが、東洋医学の解剖学と西洋医学の解剖学ってのは合わないところがいっぱいあったわけです。「実際の人体を解剖すると、東洋医学の教科書には間違いがあるじゃないか」という蘭方医(西洋医学)からのツッコミは、東洋医学からすると生意気極まりなかったわけです。だから、江戸時代を通じて東洋医学は西洋医学を潰そう潰そうとしていたのです。 それが明治維新になって、西洋医学が医学の中心となったわけです。だから、今度は西洋医学は東洋医学を目の敵にしたわけです。あんなのはインチキであるってね。そういう歴史が大雑把にいって1970年代くらいまであったのです。 東洋医学が再評価されるようになったのは、アメリカでヒッピームーブメントが起きて東洋的なものが評価されるようになってからです。 今でも、アメリカでは「鍼灸はサイエンスではない。オカルトだ」というお医者さんは大勢います。東洋医学の根幹である「気の流れ」ってのが科学で説明できないからです。うろ覚えですが、鍼が禁止されている州もあったんじゃないかしら。まあアメリカにはカイロプラクティックやオステオパシーがありますから、そういうのをまとめて敵に回したら不利ではありますね。
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- meitoku
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整骨院や鍼治療院は医療機関では無くまた架空請求も多いのが実情です。 医師のプライドからするとその様な施術を希望する方は「ご自由にどうぞ」との事でしょうね。 「同意」をするような効果は期待出来ない。のでしょうね。 医師会と強力なコネクションを持ち信頼できる人物が経営していれば対応が異なる場合もあるでしょうけど。 同意してしまうと保険組合から説明を求められる場合もあるかも知れません。 窓口負担は500円程で保険組合へ長期に渡り高額請求をしかねないのが現状です。 漫然と通う方にも問題がありますね。
お礼
架空請求なども多いのですか。ややこしそうですね
お礼
医学会と鍼灸の長い対立があったのですね。迷惑な話です・・・