- 締切済み
TPPはアメリカの国益だけが優先されているのでは
ないのでしょうか。小さな国の特色が金(ドル?)で塗りつぶされてしまうようなことを想像していたのですが、アメリカも全面的にTPPを実現させようとしているのではないのでしょうか。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
- odgessun
- ベストアンサー率75% (9/12)
貿易協定は相互利益であり、基本的にはTPPだけアメリカが有利になるということはありません。ネット発のデマはいろいろありますが、それと同じことです。 TPP最大の眼目である関税削減のメリットは「全ての産業が広く薄く効率化すること」です。よって経済全体を好転させますが、政治家への強力な支持にはつながりにくいです。 一方、関税削減は「負け組」も生み出します。「国内市場を奪われる!」とさも悪い事のように言う人がいますが、貿易のメリットは「奪われた市場に効率的な製品が流入してハッピーになる」ことであり、完全なる勘違いです。しかしその過程で市場から脱落した国内産業従事者は失職してしまいます。これは大きな抵抗動機になりますし、アメリカのような労働組合が強力な国柄だと、そのまま支持能力の強いロビー団体になるため、「やっぱTPPやめよう」という政治方針になったりもするわけです。 戦国時代では各領主が関税をかけまくっていたため、経済活動が阻害されて関所を廃止した信長が歓迎されました。彼の領地では商業活動が盛んになり、商税が勢力拡大に大きく寄与したことは万人の知るところです。しかし彼の自由主義的な政策は既得権益層の大規模な反発を生んだことも現代と似ていますね。 つまり貿易には、 ・全体としては産品の最適化がなされ、経済活動が活発になり、いいことである ・しかし負け組の再編や吸収が必要であり、政治的なリスクを生む という両面があります。 >アメリカも全面的にTPPを実現させようとしているのではないのでしょうか。 これはおそらく質問者様の中で答えが出ているのではないのでしょうか? 次期大統領候補の二人が揃ってTPPを否定しているので、「全面的に」という答えは成り立ちません。
- princelilac
- ベストアンサー率24% (1618/6634)
アメリカの国益が優先されるなら、クリントン、トランプの両陣営が揃って反対を表明することと矛盾してます。あまりにも複雑になり過ぎて、儲かるのかどうか予測できなくなっているのではないでしょうか?
お礼
そもそも誰が言い出したことなのかと思いますが、要するに金さえ儲かれば他のことはどうでもよいという連中が言い出したことなのでしょうね。
- nankaiporks
- ベストアンサー率23% (1062/4473)
TPPは諸刃の刃で、参加するとアメリカの一部業種は廃業となります。 それを嫌って議会は反対しています。 アメリカが参加すれば一部業種だけが儲かるようになっています。 一番貧乏くじを引くのは日本です。 アメリカ抜きで日本が参加すれば日本製品はどこにも売れず、ただ輸入するしかない。 アメリカが参加すればSDI条項で多額の賠償金を持って行かれる不平等な貿易となります。 なぜならTPPはアメリカのシステムを貿易に盛り込んでアメリカナイズすることですから。 アメリカもTPPよりも世界大戦を模索しています。 貿易よりも儲かる戦争を。 儲かるのは世界の大金持ちたちですが。 アメリカ議会も彼らのいいなり。 大統領もそれを実現させるためだけの傀儡ですしね。 またアメリカ抜きならTPPに参加しなくても貿易協定は結ばれてます。 参加する理由はありません。 さらに言えば、関税撤廃の自由貿易は国を潰します。
お礼
戦争がもうかるということがあるのですね。
- mpascal
- ベストアンサー率21% (1136/5195)
いまの大統領候補は、二人共TPPには反対と言ってませんでしたか?
お礼
そうなのです。だれが賛成しているのか不思議でなりません。
お礼
詳しくご説明いただき大変為になりました。自分なりにも改めて考えてみたいと思います。