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ドイツ語の格変化について
- ドイツ語の格変化についての質問です。能動態と受動態での名詞の格変化について教えてください。
- 「j⁴/et⁴ を~とみなす、~ととらえる」という動詞を用いた場合、能動態であれば対格(4格)になり、受動態であれば主格(1格)になることが文法書で見かけました。しかし、使役の表現を伴った場合はどうなるのでしょうか。
- 例えば、「Lassen」などの使役の表現を伴った場合、名詞の格がどのように変化するのか教えてください。
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本題の方の文章について言えば、格は4格です。しかし、むしろ問題はalsとlassenの用法です。最初に引用してある二つの文、 Sie hat ihn als einen Feigling angesehen. Er ist von ihr als ein Feigling angesehen worden. これらは文法書に出ている文なのですか。この文の場合のalsのあとなら、冠詞はつけないのが普通だと思います(あくまでもこの文のals+Feiglingの場合です。alsのあとは必ず無冠詞という意味ではありません)。確かに独和辞典でansehenを引くと、「für (od. als) einen」のように書いてあるので、fürをalsに置き換えただけでよいように思ってしまいますが、そう簡単ではありません。上の文のFeiglingが4格で、下の文のFeiglingが1格だというのはそれでよいのですが、どちらの場合もals Feiglingになると思います。試しに検索にかけてみます。 als einen Feigling angesehen https://www.google.co.jp/?hl=ja&gws_rd=cr,ssl&ei=dbqVVritJIO-0gSGzYD4DQ#q=%22als+einen+Feigling+angesehen%22&hl=ja als ein Feigling angesehen https://www.google.co.jp/?hl=ja&gws_rd=cr,ssl&ei=dbqVVritJIO-0gSGzYD4DQ#hl=ja&q=%22als+ein+Feigling+angesehen%22 als Feigling angesehen https://www.google.co.jp/?hl=ja&gws_rd=cr,ssl&ei=dbqVVritJIO-0gSGzYD4DQ#hl=ja&q=%22als+Feigling+angesehen%22 そして、本題の方の文ですが、日本語で「させた」と言うからといって、すぐに使役のlassenを使うというわけにはいきません。このlassenは不自然に感じ、ネイティヴ・スピーカーなら言わないと思います。意味内容的には、「臆病者だととらえるように仕向けた」ということなので、私なら別の表現を考えます。 Ich habe sie dazu gebracht, ihn als Feigling anzusehen. Ich habe sie veranlasst, ihn für einen Feigling zu halten.
お礼
文法書ではder Feiglingではなく別の名詞でしたが、男性名詞ではなかったので、便宜上、1格と4格を明確に分けられる男性名詞が良いとおもい特に考えもせず自分で選びました。 抽象名詞だったのでしょうか… ですので、違和感をお察しになったのだと思われます。 加えて、lassen以外の使役はhabenやbekommen、machenぐらいしか文法書でも見かけなかったので、大変参考になりました。 ぜひとも後学に活かさせていただきます。