- ベストアンサー
選挙人
大統領選の仕組みを大体読みましたが、一般投票から選挙人選出のところがいまいちわかりません。 例えば、フロリダに選挙人が29人いたとして、その29人はどちらに入れるかをいつ決めて、或いは、それぞれ何人ずついるのか、また、一般有権者は、この選挙人のどれかに入れるのか、はたまた、選挙人は有名無実で、たんなる「29票」という数値のみなのか。 教えてください。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
アメリカの大統領選挙ですね?、党の候補者決定選挙ではなくて。 だいぶ前に調べた(このサイトでかなり詳しく解説したことあり)ので、ちょっと記憶が曖昧になっていますが、 政党が大統領候補が決めるのとどっちが先だったか忘れましたが、政党が自分の政党の「選挙人」も選出して名簿を作っておきます。 正確にはまだ正式な選挙人ではなく、選挙人になる候補者の名簿ですが、今回の質問設定では、29人ずつの名簿、ということになります。 >その29人はどちらに入れるかをいつ決めて 大統領選挙の結果が確定した時、その「選挙区」で、1票でも負けた候補の所属する政党が作っておいた選挙人の名簿が自動的に失効します(政党が破棄するんだったかな)。 その選挙区で1票でも勝った候補の所属する政党の選挙人だけが、後日ワシントンかどこかに集まって、自分の党の候補に投票します。 例えばA州で民主党が勝ったら、A州の選挙人としては民主党の選挙人だけが投票場所へ行って、クリントン候補に投票します。 B州で共和党が勝ったら、B州の選挙人としては共和党の選挙人だけが投票場所へ行って共和党候補に投票します。 それぞれの候補の得票数をかぞえて、めでたく(公式な)大統領選挙の当選者が確定します。 >それぞれ何人ずついるのか 新聞などでは、民主・共和両党の選挙人以外は報道しません(勝てる見込みがないから)、泡沫候補を擁する零細政党でも選挙人名簿は作っているものと思われます。 そうだとすると政党それぞれが選挙人の29人ずつの名簿を作りますので、「選挙人29人が割り当てられた州」の選挙人はたくさんいる(29人×立候補政党数)のですが、大統領選が終わった時点では、負けた党の選挙人名簿はすべて失効し、勝った党の29人だけが生き残って正式な選挙人になります。 > 一般有権者は、この選挙人のどれかに入れるのか、 一般有権者はこの選挙人には投票しません。 「アメリカ大統領選挙は間接選挙だ・・・ 」と教科書に書かれていますが、一般有権者が大統領選挙で投票するのは、直接選挙と同じく、大統領候補自身です。 日本と違って名前を書くことはなく、投票用紙に印刷されている大統領候補者の名前の上の欄に印を付けて投票します。選挙人に投票することはありません。 ちなみに、アメリカでは「有権者」という概念はありません。「タックスペイヤー」つまり「納税者のみなさん」と呼びかけるそうです。どうやっても捕まえられなかったアルカポネを脱税で捕まえるお国柄ですから、納税しない人には厳しいです。 > 選挙人は有名無実で、たんなる「29票」という数値のみなのか。 まあ、そう考えてもいいでしょう。 選挙人の独自性なんて考えませんので、大統領選挙が終わるとすぐ、誰が大統領になるか判明します。「選挙人の誰某は、自党候補が大嫌いだから投票を拒否するかも」なんてことはまったく考えません。数字が動くだけでしょうね。 ただ、その選挙人29人が投票場所へ行って、実際に投票して初めて、大統領が決まるのではありますが。
お礼
ありがとうございます。 まず、29人が、政党ごとにいるとはわかりませんでした。なるほど、そう言うことか。「総取り」というから29人の中に両党の支持者がいて、負けたらイヤイヤ投票するのかと思いました。^_^ 有権者(納税者ですね)は、大統領・副大統領の名前に丸をつけるとのこと。 つまり、間接と言っても、納税者にとって選挙人が誰かなど、認識のないまますまされる。 そうなってくると「選挙人」とは、まるで何もしない、ロボット的な存在となりますが、そんなどうでもいい人たちは誰がやるのですかね?。 本来、政治知識のない有権者を代理する選挙人でしたが、逆に何もしらないデクノボウでもよろしいわけで。