> エリアマネジメントですね。用は現場管理力という理解でいいんでしょうか?
ひとつの現場だけの管理なら、ラーメン屋さんの例だと、単なる店長さんですね。
エリアマネジメント、エリアマネジャーは、複数の店をまとめる地域の管理者です。
項羽と劉邦 を史記で読まれたことはありますか?
項羽は、ご質問者さんのいうエース社員に相当します。それも、すべての人に勝るエース社員で、史実でも合戦で同じ規模の軍を率いたら絶対に負けない将軍でした。
この項羽を最終的に倒した劉邦は、項羽との直接の合戦では1回しか勝てませんでしたが、その1回が項羽を打ち取れたのですね。
両者の違いは、項羽軍(楚)は項羽だけが常勝将軍だったのに対して、劉邦軍(漢)は項羽には勝てないけど楚軍には五分以上に勝てる何人もの将軍がいて劉邦は周囲の人達を通じて彼らを管理できたんですね。
ラーメン店が、1つだけのお店なら、項羽のような社員がいれば大繁盛できます。
ただ、チェーン店としていくつものお店を経営するなら、そこに必要なのは、劉邦のような人材です。たとえ、現場に投入したらゴミのような実力しか発揮できない人でも、現場力のある人を管理・指示できる人の方が、上に立てるんですね。
ちなみにラーメン店の話で収入の話をすると、仮に1杯100円の利益が出るラーメンで月収100万円を稼ごうとすると、1人の店員あたり1万杯、毎日300杯、10時間勤務時間だと毎時300杯、2分に1杯売り続けないとできません。どんな繁盛店だ、ということになります。
店員さんの年収が300万円くらいに壁がある理由がこれになります。
稼げるラーメン店を計画的に出店できる位置にいる人についてはどうでしょう。もし、次々と儲けるラーメン店を出店できる人がいたら、その人に会社はどのくらいの給料を与えるでしょうか。これが出世できる社員の位置です。彼がやっているのは、現場の管理力ではなく、複数の現場を生み出し、管理する力です。
ホームセンターでも、直接の接客は商品配置、運搬に関わる人たちが、給料を高くできないのも理由は同じです。その人が稼ぐ額自体に上限があるのです。
「本部」の人のほうが稼いでいる状況でないと、どんなに現場に優秀な人がいても、その会社は成り立たないんです。
お礼
コメありがとうございます。やつぱり会社の経営を一番に考えてる方がエースに一番近いですよね。会社で働いていると実務以外に人間関係もありますからまずはそちらを重視していきたいと思います。