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討論会から見えた、クリントン トランプ
- トランプの今回の討論会から分かった事は、軌道修正して暴言、感情抑制して失言を無くし、具体的な発言に終始したが、知識不足、学ばない姿勢によってメール問題、ベンガジ事件、国内テロやシリア内戦の外交問題に深入り出来なかった点なのだろうか?
- トランプの利点は、30-40年間、議員をやって場慣れしているクリントンに臆せず渡り合えた点なのだろうか?
- クリントンの欠点は、巧みな話術過ぎて逆に信頼出来ない話や論理構成は訓練されていて上手いが政治哲学がなく、考えがコロコロ変わるので、政治家ではなく、ただの政治屋(tpp等)なのでクリントンの発言は、創造性が感じられず、既得権益者の台本を読んでいる能力しか感じられない点だろうか?
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討論会英語で全部見ました。 事前に言われていたのが、クリントン氏の発言は予め高いものが期待されるので、ハードルが高く、トランプ氏にはまともな議論が期待されていないだけに得点のチャンスが高い。 そう言う視点で見ても私にはクリントン氏が相当得点を稼いだように感じました。 何よりも、スピーチがうまいのに驚きました。党大会とかと違って台本もプロンプターも無い中で、流れの中で発言しないといけない討論で非常に綺麗で適切な言い回しを自信を持って発言する能力には驚きました。それに対してトランプ氏は冷静に発言しようとしていましたが言葉が続かず、同じ言葉を子供のように繰り返して批判するのが精一杯。候補者討論としては異例の非難の欧州だったと言う報道もありましたが、おそらく殆どの人が期待したよりはずっとおとなしいもので、トランプ氏はひかえ目な作戦に出て結果的に防戦一方に回った感じです。 クリントン氏の失点と言えばおそらく予め用意していたトランプ氏の納税記録の非公開に対する嫌味と、レイシスト的な発言や女性蔑視に対する非難。おそらく泥仕合を予測して事前に用意したものを出したのだと思いますが、流れから言ってその必要はなかったし、エリート的な嫌味に聞こえたところがありました。 いずれにしても、7:3くらいでクリントン氏の勝ちと思っていたら、アメリカのネットでの反応はトランプ氏優勢か五分五分。 考えても見れば、世論調査の支持でトランプ氏がクリントン氏に肉薄している事自体これまでのモラルの中ではありえない話。業を煮やして公正であるべき大手の新聞社があからさまにトランプ批判を始める状況でも、トランプ氏の支持が大きくは下がらない。これはもはや理屈ではなくて、これまでのアメリカの民主主義や世界での立ち位置などどうでも良い、自分の身の回りの人がどうなっても、何でも良いから自分の環境を変えてほしい人が多いのでしょう。 そうやって考えると、討論会でいかにクリントン氏が素晴らしいことを言っても支持する人の数は変わらないし、反対する人は反対する。そうすると、もはや討論会も含めて得点ではなく失点の少ないほうが勝ちと言うことなのかと思います。その意味では今日の討論でクリントン氏は大量に得点したけれど意味が無く、失点は両者同じくらいだったかも知れません。 クリントン氏はこれまでの実務経験の利点活かすことはできません。それこそが反クリントン派にとっては嫌悪感のタネ。かと言って、トランプ氏並みのダーティーな批判で相手を貶めることはできません。そんなことをしたらクリントン氏のイメージが台無しで支持者が離れていく。そう考えると、これからの討論会、クリントン氏としては支持者を増やしトランプ氏の支持者を減らす作戦が難しい。一方トランプ氏としては作戦を変えて、自分の政策じゃなくて相手の非難に集中する泥仕合に持ち込もうとするかも知れません。これまでも失言や発言がころころ変わるトランプ氏ですが、もはや支持者に取ってはどうでも良く、クリントン氏に失点させる事に集中するような気がします。少なくとも今日の討論を見て、トランプ氏がいくら政策論議で勉強してもクリントン氏に勝てないことがはっきりしたと思います。 次の討論会で、トランプ氏がトーンを変えて、自分のやり方に巻き込むことに成功すると、その次の最終討論でクリントン氏が巻き返すのは難しくなると思います。 ちなみに私は、多くの国際世論やアメリカの主要メディアと同じく、トランプ氏が大統領になることはあってはならないと言う考えですので、上は危機感でもあります。
お礼
ご回答のほど、 頂いたのでベストアンサーを差し上げます!