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編入かそのまま在学か、、また地学の魅力とは?
質問させてください 僕は現在某旧帝大理学部の地学系の学科に所属しています。 しかしこの学科は第一志望で入った学科ではありません。 高校の担任と両親等の奨めと「行けば、興味湧くよ」という言葉を信じて 現在の所属へ進学しました。 まだ専門科目は本格的にやっていませんが、地学系の学問に興味がないです。 現在正直もともと第一志望していた学科に未練があり他の大学に編入したい気持ちがあります。 (転科は条件上無理でした。) しかし 今の大学で空き時間を利用してやりたい授業・科目を履修、独学すればいいのでは?、 研究したいのなら大学院から専攻を変えればよいのでは?、 地学の専門科目をやり始めれば、地学に興味が湧くのでは? 時間とお金がもったいない! と別に編入する必要はないし、現在の大学に残ったほうがよいのではとも思っています。 そこで 1.あなたは編入するべきと思いますか? 2.僕と同じように受験時または学科振り分けで あまり興味のない学科へ進学した方がいらっしゃいましたら その後興味を持てたか、またその選択に後悔なかったかを教えてください。 3.地学の魅力、使命・課題とはなにかを僕に教えてください。 回答よろしくお願いします。
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- jing0708
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同じような経歴を持った人間としてお答えします。私は第一希望が教職でしたが、いくつかの事情から全く異なる医療系の道へ進みました 卒業後はすぐに現場に出るつもりでしたが、学部生時代の研究が波に乗ってしまい四年制博士へ進み、結果として第一志望に近い形の立場に身をおいています。(ただ、私の希望は中学数学の教員になることでした) 1.親と相談すべき 旧帝なら学費免除(たぶん後期の締切はそろそろギリギリだと思いますが)や寮を駆使すればかなり安く済むはずです。従って仮面浪人するには最適な環境ですから、本当に不満なら親と相談して大学受験をしなおすのも良いでしょう 2.学科振り分けとは違いますが、私自身は元々基礎系である薬理学を専攻したいと思っていました。ただ、結果的に現在は消化器を専門としています。私自身は特に後悔していませんし、別分野を志したからこそ持てる視点があるので、それをアドバンテージとして生きています。 3.地学の魅力を私の立場から申し上げることは特にないと思いますが、相談者さんご自身もご存知のとおり、地学の恩恵とは極めて広い範囲に齎されます。我々医療従事者は災害時に患者さんを守ることを至上命題としますが、拠点である医療施設が破壊されてはほとんど活動できません。事実、東日本大震災では薬剤師らがかなり以前から『地下に薬品保管をすると洪水や水害の際に対処できない!』と主張していたにも関わらず、大半の医師・看護師が薬剤師の地位向上のための戯言と勘違いして対応しなかったため、結果的に多くの医薬品が不足し、日本のみならず世界中からかき集めざるを得ないという現実に晒されました。 これは、地震に関しての知識や防災に関しての知識を適切に理解しなかった医療従事者たちの怠慢による結果であると各学会は考え、それ以後専門家からの意見を聞くようになりつつあります。そして、その専門家の卵があなた方です。 医療は目に見えて患者を救い、命を救い、賞賛を浴びやすい立場です。翻って私が目指した教育やあなたの入学した地学は目に見えての成果は見えづらく、賞賛もされにくい分野であることは疑いようがありません。 熊本の震災の折、多くの医療従事者が現場に駆けつけ活動しましたが、その折に自衛官さんから以下の言葉を聞き、感銘を受けました。 『我々が賞賛されるというのは、国民が危急の時だということです。それは自分たちにとって喜ばしいことではありません』 確かにその通りなのです。我々も体調を崩した人たちがいるからこそ、命の危険がある人がいるからこそ賞賛されるだけで、本当はそんな人は0であるほうが良いのだと気づかされました。 どんな分野も、必ず貢献できる道があります。そして、その貢献の対象は人であり、自然であり、命であり、様々だと思います。 それを見つけることが、学術の哲学ではないでしょうか。 長々と書いてしまい申し訳ありませんが、どうか自分の道をもう一度見つめてみてはいかがかと思います。
ご返事ありがとうございました。 担任が農学部出身で理科教員免許をもちトンネル工事なら,たぶん専門は「砂防」でしょうね。英語でもsaboと書きます。日本の砂防工学が世界トップだからです。じゃあ,地学には造詣があったんでしょうが,担当科目が物理なら生徒に伝える機会がなったか。 地学は第二志望だったそうですが,第二志望にまさか「化学」なんて書きませんよね? 第一志望者で早々に埋まるのは予測できるから。そこで,最後まで埋まらないであろう地学を,たいした思慮もなく書いたのは,間違いないところだと思います。 それを責めちゃいません。だって,大学自身がそれを期待して地学系の定員を埋めるという,汚いことしてんだから 笑。じゃあ,アドミッション・ポリシーは「理学に関心があること」と,当たり障りのない表現だったんでしょう。もし物理,化学,生物,地学などと個別に学生募集すれば,地学だけがダントツに低い入試難易度になって,旧帝大としてみっともない。授業の水準も不揃いにせざるをえない。学部一括募集(2年次に分野配属)や複数志望制は,それに対処する常套手段なのですね。 ぼくにあなたを責められないもうひとつの理由は,ぼく自身も自然史科学系だから 笑。エリートの物理なんぞじゃない。そうでなけりゃフィールドの荷物担ぎなんて知りませんよ。 さてここで,「退学」と「なんでもいいや」のどっちがいいのかに対するぼくの回答ですが,もちろん「なんでもいいや」です。大学もそれを期待して第二志望を認めているんじゃないですか。それに,社会にでたら,「なんでもいいや」と柔軟でないと生きていけません。先生も一時期はトンネル掘ってたわけだしさ 笑。
お礼
>「なんでもいいや」と柔軟でないと生きていけません 今まで比較的自分の思い通りに生活でき、柔軟性をもって対応する経験が少なかった僕にとって、それを経験する時期なのかなと感じました。 回答ありがとうございました。
休日でひまなので,さらに怒気混じりの加筆 笑。 >合格ラインがぐんと低い,けれど腐っても旧帝大,・・・アドミッション・ポリシーも無視した。 >高校の担任と両親等の奨めと「行けば、興味湧くよ」という言葉を信じて 両親はどどどど素人だろうから仕方ないとしても,担任の担当教科は? 地学なら拍手喝采を送るけれども,国語や数学のど素人だったらぶんなぐってやる。進学実績の「旧帝大●●人合格」をのばすために,合格ラインが低いところに押し込んだのは明白でしょう。後は野となれ山となれ。大学としてはとても迷惑なのですね。ぼくの勤務校はさえない田舎国立だけれども,それでもその事例はある。 近年は,文科省の指導で「アドミッション・ポリシー」を公表するようになり,文面作成などにけっこうな手間がかかっています。しかし,それを無視する輩が少なくはないことも,こっちは承知の助。こんな茶番をやるのが「学問の府」だとはねえ。
お礼
回答ありがとうございます。 まず、勘違いしている可能性があるので説明します。 受験時に第一希望の学科は不合格で 第二希望であった現在の学科に合格しました。 合格ラインが低いところに押し込んだわけではないです。 担任の教科担当は物理で農学部出身です。 加えて前職でトンネル工事関連の現場監督のことをやっていたそうなので ある程度地学について知っているのではないでしょうか。
3.(3)の補足。 世間で「ITだ,バイオだ」と騒ぐ陰で,じつは日本の地学系の基礎研究や実学(防災対策やトンネル工事など)は世界トップレベルにあります。天変地異がほとんどなかったり,地質構造が単純きわまる地域では,研究のやりようがないでしょ。世間的知名度は低いかもしれませんが,優秀なコンサルタント会社もあります。バイオのようにお金がもうからないためか,冷遇されていると思います。
お礼
回答ありがとうございます。
1.あなたしだい。 (1)たぶん,合格ラインがぐんと低い,けれど腐っても旧帝大,高校で地学も履修してない(受験は物理・科学),むろん「地学に興味があること」とあったはずのアドミッション・ポリシーも無視した。そんなところで受験したんでしょう? その「ツケ」はいつか払うことになるわけ。その覚悟をするかしないか。 (2)ぼく個人は,あなたの第一志望分野がなにか知りませんが,たとえば生物系ならいまの地学系で古生物学をやるなど,セカンド・ベストはあるのではないですか。物理系なら岩盤物性,数学系なら地殻変動などの数値シミュレーション,なんだってあります。勉強不足。もっとも,「日本文学をやりたかった」なんて言われたら,そりゃ処置なし。 2.そんなやつは「ざら」にいると思います。ちょっとでも自分の指向とずれると意欲をなくして「休学の,退学の」とほざきだすか,「ま,なんだっていいや」で涼しい顔で乗り越えてしまうか。その差は,学生の総体的な知力ないし地頭によります。旧帝大もだいぶ質が落ちたのかな 笑? 3. (1)院生にお聞きなさい。旧帝大ならプロになろうというドクターもわんさといるでしょう。彼らのフィールドワークにお供する(荷物担ぎの末端労働者として,だぜ)と,おもしろさが発見できるかもしれません。 (2)大学公式サイトの学科案内をご覧なさい。美辞麗句がちりばめてあるでしょう。 (3)たしかに,日本列島は天変地異の展覧会のような場所(変動帯)にあるにしては,高校で地学履修者は少ないですし(必修科目にすべきだろ!),大学で地学系の志望者は少ないですし,就職口にも「東芝」だの「みずほ銀行」などはありません。県庁が天変地異の際にあたふたするのも,専門職員が少ないからでしょう(50年に一度のために人件費は払えないのかもね)。こんな国家は沈没するよ 笑。
お礼
長々と回答ありがとうございます。 1.に関して セカンドベストはあります。 しかし僕はまだ未熟でかつ経験不足なので 行動しないことによって人生スケールで どうなるのか?、深く後悔し続けてしまのでは?と考えてしまうのです。 2.に関して あなたは前者・後者どちらがどちらが良いと考えていらっしゃるのでしょうか?
お礼
>別分野を志したからこそ持てる視点があるので、それをアドバンテージとして生きています。 この観点は僕にはなかったです。 回答ありがとうございました。