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G型恒星
地球みたいな惑星を持つ恒星は、やはりG型恒星が一番有力でしょうか? F型は寿命が短いので、生命の活動時間が限られ M型は温度が低いので、ハビタブルゾーンに居ると太陽フレアにさらされ生命環境には 適さないと思われます。 ちなみに、恒星のリチウム量は関係あると思いますか?
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>あまり恒星に近いとフレアーもさることながら、自転と公転が同期してやはり環境には良いと思えないのですが、どうなんでしょう? K型主系列星のハビタブルゾーンは主星から0.5~1AU(天文単位)の領域になるそうですので、質問者様が仰る程近くという訳ではなく、上限の1AUと同じ距離にある地球が自転している事からも明らかな様に、これだけ距離が離れていれば自転と公転が同期してしまうほどではなく、また恒星のフレアによる影響も致死的なものではないと考えられています。 【参考URL】 橙色矮星系の居住可能性 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%99%E8%89%B2%E7%9F%AE%E6%98%9F%E7%B3%BB%E3%81%AE%E5%B1%85%E4%BD%8F%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7 尚、上記のURLのページには、 >数学的なモデルでは、ダイナモ生成磁場の強さが考えられる最大の場合でも、恒星から0.8天文単位よりも近くにある地球質量程度の惑星は、コロナ質量放出や極紫外線放射による外圏底の大気の浸食により、大気の大部分を失うと結論づけている とも書かれていますが、主星から0.72AUの所を回っていて、しかも惑星磁場を殆ど持っていない金星が、地球よりも厚い大気層を有しているのですから、「大気の大部分を失う」という結論には同意致しかねます。
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- kagakusuki
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>地球みたいな惑星を持つ恒星は、やはりG型恒星が一番有力でしょうか? いいえ、最近ではG型恒星よりも寿命が長いK型等の赤色矮星の方が生命が進化する際の時間的余裕が大きいので有力視されている様です。 また、その周りを回る惑星に関しても、地球よりも大きな岩石惑星であるスーパーアースの方が、水が豊富になりやすいので生命にとって有利になると考えられています。 【参考URL】 生命の理想郷 スーパーアース | 日経サイエンス http://www.nikkei-science.com/201505_034.html 因みに、私たちが住んでいる地球は、超高層大気の膨張と太陽風の働きにより、徐々に水が失われつつあり、何億年か後には乾燥して海洋が失われ、生物が棲めない星になると考えられています。 >M型は温度が低いので、ハビタブルゾーンに居ると太陽フレアにさらされ生命環境には 適さないと思われます。 太陽フレアは、大気中の窒素分子の分子結合を切断し、窒素を生物が利用しやすい化学物質に変える働きもあり、生命の誕生以前の化学進化の段階では、有用な有機物が作られるのを助ける働きをしていたため、必ずしもフレアに曝される事が生命にとって不利であるとは限りません。
お礼
あまり恒星に近いとフレアーもさることながら、自転と公転が同期してやはり環境には良いと思えないのですが、どうなんでしょう? ありがとうございました。
- SPROCKETER
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G型恒星に地球のような惑星があるというのは神話に過ぎず、実際には地球のような惑星が無いG型恒星が多いようです。 ハビタブルゾーンに地球型惑星があるというのも珍しい例で、ほとんどが木星型惑星なのだそうです。 活動が安定しているG型恒星では木星型惑星が1個しかなく、むしろ、変光星の方に惑星が多くあるそうです。 地球型惑星が5個ある恒星がいくつか発見されていますが、木星型惑星が存在せず、岩石質の地球型惑星は大気圏が無く、真空なのだそうです。恒星のフレア活動が激しいので、何億年もの時間が過ぎる間に大気が吹き飛ばされて失われたと考えられるようです。 太陽は自転軸が7.25度しか傾いていませんが、惑星を持つ恒星の大部分は自転軸が30~80度傾いている星ばかりで、太陽のように自転軸が傾いていない恒星は惑星が遠くて、天王星軌道の外側にしかないなど、太陽系との類似点に乏しいようです。 G型恒星のハビタブルゾーンに地球類似惑星があって、そこに生命がいる可能性は非常に低いようで、太陽系の常識は宇宙の非常識と考えた方が良いようです。 太陽系は岩石質の地球型惑星が内側に、巨大ガス惑星の木星型惑星が外側に、小惑星帯を挟んで綺麗に分かれて存在していますが、こういう惑星系は発見されておらず、どちらか一方しか無い惑星系が大多数ですし、地球型惑星があっても、恒星の近くの燃え上がるほどの高温の軌道を公転している例が多いようです。 地球型惑星が火星軌道まであって、その外側に木星型惑星が4個もあるという、太陽系のような惑星系を持つ恒星があるとしたら、赤色巨星の変光星であるはずで、太陽の1000倍ぐらいの明るさで輝いていれば、火星軌道でもガスや氷が吹き飛ばされて岩石質惑星になるでしょうし、変光星であれば、惑星が8個ぐらいあっても不思議ではないようで、太陽とは全く異なる恒星でなければならないようです。 太陽のようなG型星に惑星系が出来るとしたら、水星軌道のずっと内側から惑星があるはずで、巨大ガス惑星が太陽の近くにあり、大部分の惑星はガスや氷に埋もれた巨大ガス惑星になるようです。 太陽系は普通の惑星系では無いのかもしれませんね。
お礼
アストロアースの記事で、一世代前のスパコンを使ってシュミレートしてみた結果、地球型惑星はg型恒星でなければ誕生するのがむずかしいと言っていました。しかるに惑星探査を行うのであればg型を集中的行うのが良いと、それで詳しい皆様の意見を聞きたかったのですが、以外な回答に驚いています。 ありがとうございました。
お礼
計算上は火星に大気は存在しないことになっているのですね、ほんと宇宙はまだ解明されてないことがたくさんあるようです。観測装置の発展により地球に似た惑星が発見されることを期待します。 ありがとうございました。