私もね、あんまりな事をしてる農水省や水産庁に、大砲をぶち込んでやりたいとは思うのですが、今の時代、武器の調達は難しいし、大塩さんと同じ時代ですと、備中松山藩の山田方谷さんをお手本に頑張ろうと思いますよ。
理財論、先ず義があって、それに利が付いて来るとするお話ですが、現代は利が先に来るからおかしくなってしまう訳です。
備中松山藩板倉家と言えば、家康公以来の名門で幕府の要職を藩主が歴任して、幕末に勝静公が藩主になった時には、10万両もの借金が有ったのですが、ここで農民の出ながら大抜擢されたのが、山田方谷さんで、僅か8年で借金を完済し、10万両の蓄財をします。
生産、加工、販売を6次産業化と現在言ってますが、160年も昔、商業が軽んぜられた時代にこれを行ってます。
当時の西国の特産品は、大阪に運びそこから全国に流れましたが、藩船で江戸に運び、江戸屋敷でユーザーに直売します。中間マージンカットで安くて良い品、藩も儲かります。
地域ブランドを日本で最初に作ったのも山田さんで、備中鍬、備中そうめんはじめ様々な特産品が大ヒットします。是非とも大河ドラマにして頂きたい。
昔は偉い人と言うのは、えらい=しんどいだった訳ですよ。山田さんにしても、権限を藩主に与えられて、上手くいかなければ切腹ものです。成功して、加増(給料アップ)のお話も辞退して、藩の為領民の為に頑張った立派な方です。
それが現代の偉い人=酷い人かしらね。
例えば、事故米横流し事件で引責辞任した、元農水省事務次官白須というろくでなしが居ますが、その後どうしたかと言えば、年俸1860万で大日本水産会の会長におさまりました。事務次官と言えば、官僚のトップエリートで引責辞任すればインパクトも有り、ある程度の国民の理解も得られたのでしょうが、筋書きどうりの茶番劇には辟易します。国を良くしようじゃなく、私腹を肥やします。鯨肉横領事件でも業者を擁護する発言を水産庁長官時代に行ってます。こんなのに大金払ってるこの会は180億もの助成金を得ています。
農水省関連には天下りろくでなし法人が130も有ります。
常勤理事なら年俸1600万程度と言われてます。
多くの方は小麦は税金が高くて、それを農家の保護に使ってると思われてるでしょうが、そうじゃく天下りの人件費で消えちゃいます。
確かに小麦を輸入すると252%の関税が掛かるのですが、農水省で調達したのを買えば、自分で輸入するよりは安くなりますが、このマークアップと呼ばれる利益は特別会計で農水省に入ります。年間1000億円にもなりますし、上納金とも呼べる拠出金を天下り法人に前払いしないと小麦が買えません。これが85億円にもなります。
お米から小麦への転作奨励金ではコンバインの償却費も出ません。それで一所懸命小麦を栽培しても、土地によっては飼料にしかならず、二束三文です。
近年のお米の品種改良はめざましい物が有ります。小麦だって出来る筈ですが、美味しい小麦を作られると、輸入小麦で儲けてる農水省は困るのです。
これでは、ノーベル平和賞を受賞したボーローグ博士が品種改良の基にした小麦、ノーリンテン(農林10号)の生みの親である、稲塚権次郎博士に申し訳ないと思うのです。間接的にはいく100万の人々を飢饉から救ってる訳です。
政治家も官僚も私利私欲を捨て、国の為に働けば国は豊かになり、希望も持てます。
長くなってしまいましたが、家庭菜園として畑を区画貸しは如何かしらね。
農業体験する事によって、食への関心も高まるでしょうし、一次産業の重要性も理解されると思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。大変参考になりました。