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シリア政府軍と反体制派の戦いのようですが
シリアの内戦は シリア政府軍と反体制派の戦いのようですが やっぱり反対派が間違ってるのでしょうか? 正しいのは政府ですか?
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誰が間違っているとかとても言い表せないほど複雑です。 シリアの内戦はもともとは民主的なデモから始まったのですが、そこから武力による衝突が起こり始めました。民主デモ対軍による弾圧だけで終わっていればまだ話し合いの道もあったし、早い時期であれば死者が多数出ていても、憎しみの連鎖と増幅にならないで収まる調停のしようもあったかも知れません。ところがシリアは地理的に、サウジアラビア vs. イラン、クルド人 vs. トルコ、イスラエル vs. ヒズボラと言う対立構造に囲まれた位置にあり、反政府勢力も複雑化して100以上のグループにわかれています。それぞれのグループに対して支援をする国外の勢力があり、武器の供給路もあって戦いが深刻化しました。この反政府勢力の中にはアルカイダ系の勢力も含まれ、つい先日アルカイダから離れたもののヌスラ戦線は、日本人のジャーナリストを人質として拘束している過激派組織です。また、内戦と呼ばれていますが国外からも各反政府勢力に戦闘員が入り込んでいます。 こんな状況なので、反体制派と書かれていますが、反体制派と言うひとつの勢力があるわけではありません。 後にISが台頭し、アメリカを中心とする有志連合のISの拠点への空爆が始まり、今はロシアも空爆を始めています。 アメリカは反政府勢力の中から比較的穏健派の組織を選んで、ISと戦うための支援をしてきました。アメリカが支援する反政府勢力は結局アメリカの都合で選んでいるだけと言って良いと思います。ところが、反政府勢力はISと戦う意思があまりなく、アメリカが支給した武器も、対シリア軍では目的が同じ他の反政府勢力に渡ったりしています。またアメリカ軍が訓練した反政府勢力の兵士で実際ISとの戦闘についた人数が数人だったと言う事実も明るみに出ています。結局、対シリア軍と言う意味では、ISも反政府勢力と同じで、シリアの内戦の中から見ればISだけが特別残虐で極悪非道と言う状況でも無いようです。 そもそも地理的にも政治的にも複雑だったシリアに、アメリカ・有志連合とロシアが空爆を行うことによって少しでも良い方向に向かっているかと言うと、構図として 有志連合の敵は、IS。そして反政府勢力を支援する意味ではシリア軍。 ロシアの敵は、ロシアが支援するシリア政府と敵対する、反政府勢力とIS。 と、更に状況を複雑にしてしまっているところがあります。 誰が一番間違っていたかと無理やり言うのであれば、アメリカでしょうね。
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- hekiyu
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シリアの内戦はシリア政府軍と反体制派の戦いのようですが ↑ 発端はその通りですが、現在は、それに加えて クルドやイスラム国その他が参加しており、4巴 五巴六巴のケンカになっています。 やっぱり反対派が間違ってるのでしょうか? 正しいのは政府ですか? ↑ この手のケンカに善悪はありません。 反政府側を支援している欧米は、政府の独裁を 批判して政府を悪者にしていますが、 こんな状態なら独裁の方がよほどマシな訳です。 欧米は自国の利益のために、反政府側を支援しており、 ロシアも自国の為に政府側を支援しているだけです。
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ありがとうございました。
- あずき なな(@azuki-7)
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アサド大統領は独裁者ですが 彼を支持する国民も結構多い ただ 正当な政府であれば国際的にもそちらが正しいとされてしまうので やはり政権側が正義となってしまう
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ありがとうございました。
- gib45
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一般的な見解ではそうなるでしょうね。 歴史認知から既存政府が優位性を持つのは国際認知で一定度は認められてますからね。 ただし、様々な要素を含んでの対立なので我々外国人である日本人には どちらが正しい、間違えてるとは断言出来ないのではないでしょうか。 個人的見解ではありますが、今年6月付近にもロシア空軍が米軍支援の軍を空爆。 isisの武器に多くの中国製が使われてるなど非常にきな臭いですね。 シリア政府vs反対派という対立図だけではなく、米国、ロシア、中国、euなどの 様々な思惑での代理戦争に近いものだと思いますよ。 上記の理由で多くの難民を排出し、他国の思惑に誘導され、戦火を広げる 行為を続ける両方とも間違ってると思いますよ。
お礼
ありがとうございました。
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ありがとうございました。