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夏の多肉植物の遮光について
- 初心者の方でも安心して夏の多肉植物を育てるために、遮光の必要性や注意点について解説します。
- 遮光ありと遮光なしの両方にはメリットとデメリットがあります。適切な遮光シートの選び方や使用方法をご紹介します。
- 南東北地方で育てられている多肉植物におすすめの遮光シートの遮光率や使用するシーンについてご紹介します。
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多肉植物というのは植物の全体や一部分に水分を溜められるようになっている植物の総称ですよね。 なので、実際にはいろんな科のものがありますし好む環境もそれぞれ違います。 なので、遮光をするしないは植物の種類や品種ごとに違います。ですからまずはご自分でそれぞれの植物がどの程度の日差しを好むのかを調べ、同じくらいの条件が好きなものをグループ分けしてから、遮光が必要なグループだけにシートをかけるべきです。 私も以前は多くの多肉植物を育てていましたが、私の持っていたもので共通するものはブロンズ姫です。少なくともこの品種は遮光はしない方が良いもので、主に室内栽培でしたが日当たりがとてもよく他の種類の多肉植物が日照で葉焼けしていても、横にあるこの品種は茶色が薄れ徒長してしまいます。同じ場所にあったハオルチアの固葉系品種‘チョコレート’も茶色が綺麗に出ず徒長しました。おそらくこれらは屋外の直射日光でないと特徴と言える色が出にくいのでしょうね。 通常の特徴が茶色い葉のものと、紅葉する色を楽しむ品種(葉が赤くなる火祭りなど)は遮光するといつまでも綺麗な色が出てきません。 それと、多肉植物では錦と呼ばれる各種類の斑入り個体も、種類や品種によっては遮光すると魅力が生かされないものがあります。黄斑や白い斑模様を楽しむものなら遮光が必要なものもありますが、白い斑模様が強光に当たることによりピンク色に染まるものがあり(すべての白斑が染まるわけではありません)それらは遮光してしまうとピンクにならず白斑のまま、しかも元々葉緑素が足りないという特徴から徒長しやすく、かといって直射日光に当ててしまうと斑模様の部分が傷んでしまうものもあります。そういう特徴をもつものだとかなり慎重に遮光の度合いを調節せねばなりません・・・。 こういう事情がありますから多肉植物ならすべてを遮光するわけでもありませんし、すべてが直射日光を好む(野生種だと休眠するので本当は必要なくても栽培下では休眠させない様に遮光、でも日本でそれをすると管理が難しくたった一日で溶けたりも)わけではありません。 種類や品種のそれぞれが好む日差しを与えるためにもご自分でお持ちの多肉植物の好む日射度合いは把握しておきましょう。品種名のものだと調べきれない場合は、同じ科で同属の見た目の似ている近縁種や品種で判断すると良いです。
お礼
詳しく解説していただきありがとうございました。遮光するしないに関わらず、多肉植物の状態は細かく観察して自分で探っていくしかなさそうですね(T_T) 枯らすの覚悟で、勉強の一環として自分なりに試行錯誤してみたいと思います。 ありがとうございました。