「マインドフルネス」とは、自分の身体や気分の状態に気づく力を育成する「心のエクササイズ」です。
欧米では、多くの実証的研究報告があり、ストレス対処法の1つとして医療・教育・ビジネスの現場で実践されています。
この、マインドフルネスとは、「今この瞬間」の自分の体験に注意を向けて、現実をあるがままに受け入れることです。
1つのことに集中して行い、いつでもどこでも行えます。
マインドフルネスを身に付けると、ストレスの多い場面においても否定的な感情や物事にとらわれにくくなり、平常の自分を取り戻すことができるようになります。
人は、大きなストレスにさらされると、そのことにとらわれ、しばられ、身動きが取れなくなってしまうことがあります。そして、閉ざされ弱くなってしまいます。
マインドフルネスは、しなやかでゆたかなこころをめざします。マインドフルネスを習得できるとストレスをしなやかに対処することができます。
練習を積み重ねていくことが大切です。マインドフルネスを習得するのは、自転車乗りに似ています。
自転車に乗れるようになるためには、しっかり練習することが必要です。自転車に乗ることができると、今までより遠い場所にも行くことができるようになり世界が広がります。
同様にマインドフルネスを習得できると、これまで苦手で、ストレスを感じていた場所にいつでも向かうことができ、ストレスを自分の力で対処できるようになり、自分らしい人生をおくることが可能になります。
◆マインドフルネス実践法
マインドフルネスを実践法には、呼吸法、発声法、歩行法、そしてお手玉やキャンディを使った様々な方法などがあります。様々な方法があるのは、実践者が有する症状や状況によって使い分けることができるようにするためです。
たとえば、怒っている時、不安がいっぱいの時、または、通勤通学の時、食事をしている時など、その時に応じてできるマインドフルネスを実施します。
マインドフルネスは、今の自分に「気づく」ことを目指します。
以上、ご参考まで。