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東証357円高でも金融セクターが下げた理由
本日6/27の東証1部では357円高を示したのにも関わらず、メガバンク・損保や生命大手・主要証券など金融株は軒並み安でした。 理由は一つではないとは思いますが、主な点を挙げて頂けますか?
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- simotani
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一昨日ですからロンドンのシティが問題視されました。つまりロンドンの営業免許を持つ金融機関が全て値下がり。連れて国内専業の地銀やらも。 ロンドンの免許でこれからドイツの営業が出来なくなるのです。アイルランドの免許に切り替える動きは既にありますが、実はアイルランドもタックスヘイブンの一角を占めていて税逃れと呼ばれる危険性を避けたい所(他と異なり低いですが法人税や所得税は掛かります)。
- caf-caf
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株・為替そちらも歴20年ほどの者です。 損保・生保の大手各社は、ユーロでの資金運用が巨額ですから、ユーロが落ちれば国内銘柄も下落します。 これはEU離脱問題の今に限らず、生保がユーロ絡みの金融商品を買えばユーロが上がるとみて投資家もそれに乗る、過去も同様で長期ユーロ運用は生保の運用益の軸です。 そのユーロが不安定となったのですから、運用益が落ちる可能性を考慮すれば生保・損保関連は買いにくいです。 銀行は、日銀の金融緩和(マイナス金利拡大の可能性)に加え、ユーロが不安定=基軸通貨のドルを調達=企業のドル調達コスト上昇という形でドル不足になっています。 それでも銀行は、円・ドルは調達しなければなりませんから、ユーロ不安定・ドルコスト上昇は銀行にとってマイナスです。 また、今回の件で円を引き出す(個人・法人の資金の引き出し)が急増することも見込まれます。 信用取引で日経各銘柄を買っていた投資家らは追証の精算をしなければなりませんし、手元のドルや円を有事の金現物買いに変えたい投資家らは銀行や証券から資金の引き出しをしなければなりませんね。
お礼
>損保・生保の大手各社は、ユーロでの資金運用が巨額ですから、ユーロが落ちれば国内銘柄も下落します。 なるほど、それで冴えない展開なのですね。 >過去も同様で長期ユーロ運用は生保の運用益の軸です。 軸とは。となると今は大変な時期なのですね。 >ドル不足になっています 銀行も円ドルの調達が大変です。 自ずとコストが高くなります。わかりました。 回答有難うございます。
- trytobe
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不安定な相場でしばらく投資が控えられる=取引手数料収入が減る、 というだけかと。
お礼
たいへんに簡潔且つ分かり易いご説明です。 よ~く考えれば、英国は今後カナダに倣い包括的経済条約をEUとの間で結ぶと思います。 移民は受け入れたくないけれど通商貿易は非課税で自由にやりたいと。 つまり良いとこ取りした条約を結びたい。 英国の思惑通り進めば今回の離脱も天地がひっくり返る訳でもないし、そのうちにこの騒ぎは収まって行くでしょう。 今こう言うと希望的観測と言われかねませんが。 リーマンの様にはならないと思います。 よって回答文のようになって行くでしょう。 尤もEUは英国の好き勝手にはさせないぞと、対抗措置をとるでしょうね。 回答有難うございます。
お礼
あの日、6・27は仰るが如く野村大和など大きく下げましたが、そういう理由からですね。 回答有難うございます。