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老人性難聴で掌を耳に当てると明瞭に聞こえる理由?
老人性難聴になって集音器を使っています。2000Hzだけ70dBであとは40~50dBです。集音器で相手の言うことがはっきり聞き取れることもあれば聞き取れないこともあります。先日会合で右耳に掌を当てて耳に集音するようにしたら相手の言うことがはっきりと 内容が分かりました。一つ一つの音が明瞭に分離して聞こえました。 老人性難聴は音を受ける細胞が老化したことが原因だと聞きましたが耳に手を当てると はっきり意味が分かるので老化して聞き取れないという説に疑問が浮かびました。 耳に手を当てるとなぜはっきりと意味が分かるのですか。お教え下さい。
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骨伝導と、集音効果です。 聴覚神経は内耳にあり、耳(外耳)や鼓膜~中耳はそれを集音するシステムです。 通常、音は鼓膜を通じて内耳に伝道します。 一方、内耳は頭蓋からの音も拾います。これが骨伝導です。 耳に手を当てると、耳が大きくなったのと同等の効果で鼓膜への集音性が高くなると同時に、掌が耳の部位を押して顎から頭蓋にかけて拾った音を内耳が直接拾いやすくなるため聞こえやすくなるのです。 老人性難聴は鼓膜や中耳の機能が低下しても起きます。必ずしも聴音細胞だけが老化しているわけではなく、聴音細胞がかなり機能していることもあります。したがって、耳の下を掌でマッサージするだけで少し回復することもあります。
お礼
貴重なる画像を有難うございました。 以前ダンボ型の集音器をアメリカで開発された写真を見たことが あります。ご存じでしたらお教え下さい。 日本で耳当て型集音器の特許申請集のページも見たことが あるのですが探しても見当たりません。これも是非知りたいです。 宜しくお願い申し上げます。