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認知症の家族としての義務はどこまで?
- 愛知県大府市で2007年、認知症で徘徊中の男性(当時91)が列車にはねられて死亡した事故をめぐり、JR東海が家族に約720万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁で家族には賠償責任はないとの判断がされました。
- このニュースでは鉄道を運営する大会社が一個人の遺族の賠償責任を求めています。一審と二審では家族の賠償責任があると判断されました。遺族にとって家族を事故でなくすことそのものもつらいことなのに、 遺族がその社会的責任を負うことになる、というのは個人的には理不尽に思いました。
- 実際に母が認知症になったとき、母の外出につねについて回ることもできないし、外出を禁止することもできないし、まわりで支える家族として、なにができるでしょうか?
質問者が選んだベストアンサー
難しいですよね。 今回の場合、相手がJR東海で、大企業なんだから我慢しろといった感じの風潮になっていますが、例えば隣の家の痴呆老人に家の車を壊された、などとなった場合、壊された側は我慢するしかないのか、という話にもなります。 なにか保険的な役割の公的制度が必要でしょうね。 じゃないと、賠償を避けようとしたあげくの殺人とかも起こりそうな気がします。
その他の回答 (6)
- iwashi01
- ベストアンサー率17% (187/1051)
認知症の人に損害を負わされても、 賠償してもらえないかもしれない、ということで、 認知症の人が近所にいることを嫌がる人が出てくるだろうな、と思いました。 人権侵害ということで禁止されているんでしょうけど、 一時的になら本人の保護のために鍵をかけて閉じ込めていい、ということを認めないと みんなが不幸になってしまうと思う 虐待は防がないといけませんが
お礼
家族だけが介護の負担、リスクを受け持つのではなく、地域全体、社会全体で受け持つような仕組みが必要なんだと思います。
- MONKEYMONKEY
- ベストアンサー率25% (139/550)
個人に負担が掛からず国やJRが負担したら、再発数が増加するわけです。負担がかかるからみんなが防御する。 「個人が負担すればいい」という意見ではありません。
お礼
ありがとうございます。 再発を抑える、という側面の仕組みも必要だと思います。
- 02140023
- ベストアンサー率19% (82/416)
線引きが難しいですね。 認知症に限らず障害を持つ身内の介護で共倒れになってもおかしくない家庭なんていくらでもあります。 働いて介護して被介護者の自由は保障してそのうえで事故も防げって無理でしょう。 最悪の事態を考えてしまい、虐待と紙一重の拘束をしたり、心中したり殺してしまうケースも益々出てくると思います。 かといって事故が起きても遺族に責任ないなんてことになったら、わざと徘徊させて死なせるなんてケースも出てくるでしょうし。 やれるだけのことはやっていた、だけどどうにもならなかった。 これをどうやって証明するか? 難しい問題です。 とりあえずできることは…ご遺族を責めない。 それだけですね。
お礼
ありがとうございます。 難しい問題です。 自分の問題であり、家族の問題であり、社会全体の問題でもあると思いました。
- koboy0808
- ベストアンサー率30% (562/1833)
今回の判決は、温情判決で、 今後の同様のケースは分からないらしいですね。 家族としての義務は出来る限りの事をすれば大丈夫だと思います。 会社は損失が出たなら、賠償請求するのは当たり前の事みたいですし。 やりきれない世の中になったものだと言うのが率直な感想です。
お礼
ありがとうございます。 街を歩くおばあさんがいて、あきらかにおかしな行動をしているときは、気をつけて、声をかけてあげる、という、地域の力も必要な気がします。
- MONKEYMONKEY
- ベストアンサー率25% (139/550)
全くその通りなのですが、この裁判の争点の本質は「再発リスク」です。 大きな賠償金が再発の抑止になってるのにそのタガがはずれたら?。 ハイジャック犯に人命との交換で身代金を払えば人質は助かるけどそれはその犯罪の成功を意味しますよね。今後同様の犯罪が増加します。 問題はJRの損害賠償の心配ではありません。残された遺族に苦労がかかるから抑止になってるわけです。
お礼
ありがとうございます。 「再発リスク」を遺族だけで受け止めるのではなく、社会全体でリスクを分散する必要があると思います。政治、行政で、社会全体としてリスクを受け止める仕組みをつくってほしいものです。
- fjdksla
- ベストアンサー率26% (1812/6770)
難しいですよね。 痴呆症の方に、親身になって介護すると監督責任を問われます。 ならば、介護していなければ監督責任を問われないので・・・・ 「介護しないほうが良い」という解釈になります。 って事で、家庭内では積極的に介護しても・・・ 対外的には本人に任せています。的な感じで接するしか・・・
お礼
ありがとうございます。 そうならざるをえないですね。 介護する側が負い目や大きな負担をうけないような公的な仕組みをつくってほしいです。
お礼
ありがとうございます。 裁判官がいったように、事例ごとに精査が必要、だということなのですが、 今回のような場合は、遺族に対しての一審二審の結果は負担が重いと思いました。 最高裁ではよい判例がでてよかったとおもっていますが、やはり公的な保険などの仕組みづくりが大切だと思っています。