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量子コンピュータ

今話題の量子コンピュータを勉強してる人が少ない理由は?

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  • SPROCKETER
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回答No.1

 実現している量子コンピュータが無いのが大きいでしょうね。研究段階のものばかりで、超電導コンピュータと同様に、実現が危ぶまれているコンピュータの一つです。  量子コンピュータはデジタルコンピュータとは動作原理から、利用方法まで、全てが違います。パソコンのような使い方は出来ません。  量子コンピュータはどちらかと言えば、MRI(核磁気共鳴装置)で体内画像を読み取る装置と同様の構造をしています。有機分子の分子構造を立体的に読み取ったり、記憶したりする装置と考えて良いでしょう。  液状の有機分子に情報を書きこんだり、読み取ったり、演算したりする装置が量子コンピュータで、一度に大量の情報を書き込んだり、大量の有機分子を使って超並列計算をおこなうのには適していますが、デジタルコンピュータのように逐次計算で高速演算は出来ません。  今の段階では大型コンピュータやスーパーコンピュータしか作れないでしょう。パソコンのような量子コンピュータが生産されるとすれば、よほど大量の情報を保存する必要が生じる時代になった場合だけです。  現在のパソコンの記憶容量(3TB)でも、1人の人間が一生の間に撮り溜めた写真画像や録画ビデオを全て保存出来るぐらいの容量がありますし、本棚の本を全てイメージスキャンしてパソコンに保存したとしても、全て保存出来る容量があります。音楽CDなどでも同じです。  すでに、個人が所有する情報の全てをパソコンに保存出来る時代になっているわけで、量子コンピュータのように桁違いに大きな情報量を保存出来るコンピュータが必要とされる理由がありません。  量子コンピュータが個人レベルで使われる時代が来るとすれば、全ての遺伝子情報を個人が管理したり、分子レベルの情報量を保存する必要が生じた場合で、そんなことが出来れば、生命や機械を簡単にコピーしたり、情報を保存出来るはずで、今とは価値観が全く違う世の中であるはずで、後30年ぐらい先の話ではないでしょうか。

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