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秀吉の側室だった「淀」の呼び方について
お世話になります。 有名な秀吉の側室の淀殿の事ですが、名前は「淀」ですよね? 「淀殿」では、無いですよね? 「以前は淀君と呼ばれたこともあったが、今は淀殿で統一されている」という表記を見たのですが、 という事は、名前は「淀」で、殿は敬称ですよね?「様」と同じ・・・ なのに、テレビ等の配役の表記には、 「秀吉」や「信長」はそのままなのに、どうして、淀だけ「淀殿」とそれ自体が名前みたいに、表記されるのですか? 複数の局のドラマで、そうなってたように思います。 探してみたのですが、すっきりする回答が見つかりませんでした。 宜しくお願いします。
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えっと、ご質問は、昔淀君と呼ばれていたか淀殿とよばれていたか、本名はなんというかというのではなく、なぜ「現代」の「テレビ番組で配役名」に「淀殿」と「殿」つけて書くか?、ということですよね? たしかに、淀に殿をつけて「淀殿」と表記するなら、「信長様」とか「信長公」とでも表記すべきでしょうね。 今の大河は「真田幸村」ではなく「真田信繁」です。そこには、脚本を担当する三谷さんの特別な思いがあるそうです。 同様に、「淀殿」とするについては特別な意味合いが込められているのだと思います。 思いますに、その番組は、浅井時代は描かず、秀吉の側室になってから(少なくても大阪城に入ったころから)描いているのではないでしょうか。 つまり、「ほかの皆が、殿をつけて呼ばざるを得なくなった時代」の彼女を登場させる、描くのだ、というような特別な思い入れが、脚本家とかプロデューサーにあるのではないでしょうか。実際の番組を見てみないと当たっているかどうかわかりませんが。 例えば藤吉郎=秀吉、同一人物ですが、秀吉が天下を取った後の時代を描くなら、役名はやっぱり「太閤」とか書きたいですよね、せめて秀吉。藤吉郎というと、なにか信長の下で必死に生きていた時代の、汗臭いイメージですので使えません。 あるいは単純に、その番組では、番組初登場から「淀殿」と呼ばれて登場したから、という理由かもしれません。 初登場以来死ぬまでずっと「淀殿」と呼ばれ続ける役なのに、役名「よど」にしたらおかしなものです。 日本人なら全員知っているだろう、とは断定できませんからね。ずっと淀殿は登場していたのに、「今日はよどさん、登場しなかったね」と思う人がいるかもしれませんから。 脚本家としてはやはり、そこは「淀殿」にしたいでしょうね。
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- szk9998
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多数の歴史家が研究して各種論文も出てますので、普通に図書館に行けばわかると思いますが・・・ 「淀」は通称ですよね。 淀城を秀吉から賜ったのでそこから周囲が通称として、 「淀の方」とか「淀様」と呼ぶようになったという研究結果がよく出てます。 「淀君」「淀殿」は江戸時代以降の呼び名だろうといわれてますね。 徳川幕府にたてついた国賊なので、別称気味に呼ばれ始めたのでは?という説が多くみられます。「君」「殿」は遊女の名前によく付けられますので・・・ で、wikiにも書いてある通り本名は、 浅井茶々や浅井菊子でしょう。 とくに菊子は朝廷より官位を受けた時の名前です。 いずれにせよ、昔は戸籍があるわけでもなく、名前などはいい加減です。 とくに女性は記録に残っているものも少なく、結婚したり、子供ができたりしたらその都度名前も変わりますし・・・ あまり深く考えなくても?とは思いますが。
お礼
詳しく、ありがとうございました。 結婚して名前を変えたのではなく、通称なんですね。 だから、タイトルロールに出る、徳川家康=○○山○○夫の時に、敬称も名前の一部として 淀殿=○○川○○美とかになるのですね? 実際に彼女が呼ばれるときには、淀とは呼ばれないわけで、淀の名前で呼ぶときは、 「淀殿」が一つの呼称になってるという事ですね?
- dogs_cats
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殿とつけるのは淀殿だけではありません。 淀の母親は「お市の方」「小谷の方「小谷殿」などで呼ばれています。 小谷は地名(居城) 淀も淀城からきた名称でしょう。 女性に殿をつけて呼称する人物の一例。 村松殿 小山田茂誠の正室。真田昌幸の長女 北川殿 今川義忠の正室 敬称で呼ぶのは正妻や側室などの地位の高い人物に対して使用していたと思います。 武将を呼び捨てにしてるのは現在であって、当時に呼び捨てした事が判れば斬首されたと思います。今現在でも地元では信長公など、公をつけて呼ぶことが多いと思います。
お礼
詳しくありがとうございます。 一般に殿とつけて呼ばれるので、タイトルロールの表記も、敬称を付けて「淀殿」とし、 それに、配役名を入れてるということなんですね? お市の方の場合は、「お市」と「お市の方」の両方を見たことがあるのですが、 それは、お市が本名だからですね? なんとなく判りました。 私も神戸の湊川神社の事は、子供の頃は「ナンコウさん」(楠公)と呼んでました。
淀城に住んでいたときに、「淀の方」・「淀殿」・と呼ばれるようになつています。 一般的に、「淀殿」と呼ばれるよになったには、1960井上靖の「淀との日記」からです。 テレビなども、1987以後「淀君」は使われずに「淀殿」になっています。
お礼
ありがとうございます。 「淀殿」のいわれについて皆様もいろいろ書いてくださり勉強になりました。 一番気になってたのが、なんでキャストの所に、役名の所に、 わざわざ敬称を付けた表記になっているのかな?という事でした。 それは、淀殿が本名で無く、殿迄セットで呼ばれていたことで、「淀殿」表記になってる・・・ という事で、よろしいんですね?
お礼
ありがとうございました。 他の皆様もいろいろ書いてくださって、それはそれで勉強になりました。