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電解質の水溶液 凝析について
次の(1)~(5)の水溶液(電解質)のうち (1)塩化ナトリウム (2)塩化マグネシウム (3)硝酸アルミニウム (4)硫酸ナトリウム (5)硝酸カリウム 硫化ヒ素のコロイド溶液を最も薄いモル濃度で凝析の現象が見られるのはどれでしょうか? 答えには(3)とあるのですが、どうやって考えればいいのでしょうか?
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イオンの電荷と塩の化学式に注目してください。 同じ濃度の塩の水溶液を作ったとします。 (仮に、1 mol/Lの水溶液とします) このとき、(1)と(5)は、どちらも+1のカチオンと-1のアニオンの組み合わせの塩なので、水溶液中のイオンの総量は1 mol/L + 1 mol/L = 2 mol/Lです。 (2)は+2のカチオンと-1のアニオンの組み合わせなので、イオンの総量はMg^2+が1 mol/L、Cl^-が1 mol/L * 2 = 2 mol/Lだから3 mol/Lです。 (4)は逆に+1のカチオンと-2のアニオンの組み合わせなので、Na^+が1 mol/L * 2 = 2 mol/L、硫酸イオンが1 mol/Lで、イオンの総量は3 mol/Lです。 さて、(3)は+3のカチオンであるアルミニウムイオンと、-1のアニオンである硝酸イオンの組み合わせなので、Al^3+が1 mol/L、硝酸イオンが1 mol/L * 3 = 3 mol/Lだから、イオン総量は1 mol/L + 3 mol/L = 4 mol/Lです。 (3)がイオンの総量が最も多く、しかも電荷の大きなアルミニウムイオンが含まれることから、コロイド粒子を効果的に惹きつけ凝集させると考えられます。
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回答ありがとうございました。これからもよろしくお願いします