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石油はなぜ無くならないのか?
- 石油はなぜ無くならないのでしょうか?専門家の予測に反して、石油はなぜ枯渇しないのか疑問です。
- 地球の内部は石油で満たされているのかもしれませんが、なぜ石油は消えないのでしょうか?石油は人間文明のために溜め込まれた物質ではないと考えられます。
- 宇宙の真理には宇宙規模の法則が存在するかもしれませんが、なぜ石油がなくならないのか、それを知ることはできるのでしょうか?
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この問題を考える時には注意点があります。 大体、「石油が後何年とれるか」を計算するとき、埋蔵量/生産量で計算します。 これでは、次の問題があります。 1.埋蔵量が本当に正しいのか? 埋蔵量というのは予測でしかありません。 これにどれだけの精度があるのかは、誰にもわかりません。 2.新しい油田が発見される場合がある。 埋蔵量は現時点でのみ話をします。 当然、新たな油田が発見されれば、この数字は変わります。 3.省エネ等で石油の需要が変わることがある。 生産量は需要を満たすだけでないと、石油あまりで価格が下がります。 石油生産国はこのことをよく考えているので、生産量を絞ることをすれば数値が変わります。 でも、「石油があるから原子力なんて使わなくてもいい」という訳にはいきません。 但し、いつまでも「石油は後30年」となるかは保証できません。 それ故、省エネも必要となるのです。 もう一つ肝心なことがあります。(日本人はこのことを考えていないようですが...) 石油資源があっても取れないということがあるのです。これは、 1.経済的条件 石油産出コストが合わないとすれば、石油は取れない、となってしまうのです。 これは、日本の新潟の石油がいい例です。 (量もコストも話になってなかったそうです) 2.政治的条件 石油の探索技術は、メジャー7社しかありません。 (これは企業秘密であるので、他の誰も知らないのです) ソ連のアフガン介入の時、時のアメリカ大統領カーターは、報復措置として、 石油探索技術の輸出をストップしました。 すると、ソ連の石油生産は先細りになったことがあります。 最もソ連崩壊で、石油探索技術の輸出がOKとなれば、いくらでも石油が見つかった ので、ロシアの石油も安定しています。 僕は、こういうことも考えて、どうするべきかをしなければならないと思います。
お礼
亀を追いかけるウサギの原理みたいですね。なくならない理由が分かるような気がします・・・ ご回答ありがとうございました。