いまの原油価格の急騰は,枯渇するしない,,じゃなくて,フローとしての原油産出量が問題になっているわけですね。。。
栓の抜けたバスタブに蛇口からお湯を出して,,,たたえ続けることが出来るか,,そう言った話です。。
石油が文字通り枯渇するかどうかですが,枯渇はなさそうですよ。原油の起源は公式には生物由来とされていますが,そのほかにも地殻ガス説など異論がいくつかあります。諸説のなかで生物由来説が堅固なのは,古生物に起源がある,,と言い切れば,原油は限りある資源であると,,石油メジャーが主張できるからです。
古い油井も,休止してしばらく置いておくと,またくみ上げられるようになる場合もあるとのこと。。原油の供給量は,,資源枯渇がネックなのではなく,その時点での採取コストに依存しているのだと思われます。
しかし,原油の最大生産地は時代とともに変遷していく可能性があります。いまは,中東,ロシアあたりが主要産地かもしれませんが,今後,あるいはブラジルか,インドネシアか,,まだ知られていない原油源が発見されるのか判りませんが,,,いまとは情勢ががらっと変わっているかもしれません。ちなみに,かつてアメリカは世界最大の産油国でした。今日,世界産出量の1~2%程度でしかないWTI(テキサス産軽質油)が世界の原油価格を決めたり,いまも続くモータリゼーションなど,こうした背景を知らないと,なかなか理解しにくいですね。
石油を燃やし続ければ,,CO2濃度はどんどん増します。これは間違いありません。だれでも判ることですが地球は宇宙にぽっこり浮かんでいるので,いっぺんCO2を出してしまったら,なんらかの形で固定しない限り,大気中,あるいは海洋中での量(濃度)がどんどんあがってしまうのです。今日び,アカデミック的にはこの問題はほぼコンセンサスが得られたことになっているといっていいでしょう。
もうひとつ議論の収集を得ないのは,CO2濃度の上昇と,地球温暖化と総じられる諸現象との因果関係です。地球温暖化といっても,一方的に均質的に平均気温が上昇するわけではないので,,暑くなる寒くなると一言で言えるものではないんですね。過去の氷河期直前においてCO2濃度が上昇してる記録がありますから,唐突に氷河期に入るとする説もある。映画「デイ アフター トゥモロー」や最近の小説「深海のYrr」なんかも,このプロットを下敷きにしています。
この問題には,まだオーソリティーも,教科書もないんです。たぶん、”地球温暖化”学なんてはっきり言い切った学部,学位もないと思います。それなのに、”それはウソです”,とか”間違いない!”と言い切るひとがときたまいる...そういう人々はどこから来たんでしょうね?? 未来人か? ペテン師か?? 地球温暖化は”ある”,という意見も”ない”という意見も,,100%鵜呑みにしないで,どこまでが事実(データ)なのか,アカデミックにオーソライズされているのかいないのか,,このヘンのところを慎重に見極めなければいけませんよ。
お礼
回答ありがとうございます、なんか石油って随分ふわふわしているんですね、今までの認識が180度変わりました、、