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鉄道のダイヤが乱れるときの車両・運転手の配備は??

今日も京阪が人身事故で大幅におくれています。 そんな場合、ダイヤを元にもどすために車両・運転手・車掌さんの配置を変更したり、 本来の行き先を変更したりして元通りのダイヤに戻すようにしているのでしょうか。 運転手・車掌さんはそれぞれ勤務表で次はどこどこ行きでその次は・・・・と 運転指示表みたいなのを見たことがありますが、それらはどう変更されるのでしょうか。 ダイヤ回復の駅員さんの並々ならぬ努力を教えていただけますでしょうか。 どうぞよろしくお願いいたします。

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noname#215835
noname#215835
回答No.2

こういった時、奮闘しているのは駅員ではなく指令なんです。 現在JRなどでは高機能な運行管理システムが導入されており、遅延・ダイヤ乱れ時には適切な指示を出すことができるようになりました。 しかしながら機械が全てやっているかというとそうではなく、列車無線などでの伝達(司令)は指令員の仕事で、各列車・各箇所へと司令を出しています。 JR東日本のATOSでは出発時期表示機を使用した運転整理が可能ですし、最近の車では画面上での通告を受けることも可能になるなど、必ずしも無線や駅を経由せずとも通告を行えるようにはなりました。 ですが指令員の存在は必要不可欠で、こういった時には指令が奮闘することになります。 また、こういったシステムが全ての鉄道で導入されているものではありません。 地方私鉄などではCTC(集中制御)も行われておらず、各駅での扱いとなっている例もまだまだ多くありますし、管理システムが導入されているとは限りません。その場合では指令員の判断力がものをいいます。 大手私鉄でも京浜急行では敢えてCTCを導入していませんし、こういった所では遅延時指令からの指示がバンバン飛んでます。 乗務員の手配ですが、当然ながらこれも必要です。とりあえずずっと乗ってて~なんて訳にはいきませんからね。 これも列車無線での手配が行われる例も多いのですが、最近では支給している業務用携帯電話を使用して各乗務員へと指示を出すことも行われています。 業務用携帯電話で自身の所属する区所(乗務区など)と連絡を取り合い、交代の指示を受けるといった形です。 列車無線を使用しない方が指令での負担が減りますが、細かい部分は各鉄道によります。 さて、遅延解消法です。 例えばですが、途中駅で運転を打ち切る、折り返しは別列車として(運用変更を行い)運転を行うなど様々な方法があります。 しかしながら路線距離が長い場合や、直通運転を行っているような路線では簡単には戻すことができません。 さらには座席指定など有料特急の運転が行われている場合、当たり前ですがこれの代役を通勤電車にする訳にはいきませんし、指定券前売りとしている列車を全部無しにもできません。 (どうしようもない場合は運休になったり、不足から通勤型代走なった例はありますが、代走では着駅で特急料金払い戻しとなっていた) ともなると車両形式に制限のない(全車全ての運用に入れる)路線と比べますと、車両のやりくりは一苦労ですし、折返しを別車両とはできない為に遅延をそのまま引きずってしまう事にもなるんです。 全列車各駅停車・運用の制限が無い(どの形式も運用に入れる)・路線が短い&自社で完結、このような路線であれば比較的短時間でダイヤを戻すこともできます。

wakawakayy
質問者

お礼

ご返答ありがとうございます。 大変わかりやすく、丁寧に教えていただきました。 混乱時の指令の役割、各乗務員への連絡等 いままで、不思議に思っていたことが、 すっきりしました。 ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • Willyt
  • ベストアンサー率25% (2858/11131)
回答No.1

昔は運転指令所の職員が総出で変更作業に取り組んでいましたが、今ではコンピュ-タがすべて処理してくれ、その結果を責任者が確認して適切な変更であることを確認したら直ちにその変更ダイヤが運転手、車掌に伝えられ、駅職員はそれをアナウンスします。

wakawakayy
質問者

お礼

ありがとうございます。 やはり、コンピュータの力ですか。 そうでないと、安全な素早い対応は難しいのでしょうね。 プログラムを作った方は大変だったでしょうね。 よくわかりました。

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