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総鰭類、魚のユーステノプテロンは、水から陸上に上がる決断をした理由は?
- 総鰭類のユーステノプテロンは、約3億6700万年前のデボン紀末期に存在した一種の魚です。
- なぜユーステノプテロンは水から陸上に上がれたのか、その理由にはまだ不明な部分があります。
- ユーステノプテロンの思考の変化や生態的な要素などが関与して、陸上に上がる決断に至った可能性があります。
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綺麗にまとめられている進化の系譜ですので、ある程度知識がある事を理解した上で、あえて乗せられてご返答させていただきます。 ある日突然、陸上に進出することができたのではなくて、結果的にその準備にあたる機能は、先祖の長い期間の河川での進化の歴史の中で、着々と準備されてきていたのです。 まずは、運動のための肉鰭類独特の鰭。現在の条鰭類とは違い、スピードこそ出にくいですが、鰭を様々な方向に動かして上下前後に自由に動くのに適してました。 これが、次に流れの遅い河川や沼での合っていたのでしょう。 ただ、そのような環境では、酸素の少ない場所が出来たり、乾季と雨季で降水量が違う環境では沼が干上がってしまい、緊急対応で、陸上で移動せざるおえない時がどうしても発生したのでしょう。 そういうときのために、肺呼吸の機能や、場合によっては。陸上移動もできる足を結果として獲得したものが正しい適応として生き残ってきました、これがエウステノプテロンの近縁の仲間で、その後の陸上生活への足がかりとしての原型になった、という流れです。 (ちょっとだけ陸上移動できる機能だけなら、別に現在の魚でも干潟に住むムツゴロウや、田んぼに住む闘魚(ベタ)などがいるのでそんなに難しいことではないですしね) それが結果として両生類、有羊膜類と陸上中心への進化に成功したのは、結局のところ競争相手が大型化に適していない節足動物なので勝てた、だけどその後の魚はすでに進出していた陸上生物に勝てないのでもう遅いという一行で説明できるのではないでしょうか。 本当は全ては、その時の環境にできるだけ適応しようとした結果論なのですが、この流れは最後にすべてが陸上進化に対して繋がったような綺麗さがありますね。 後、現生の生物でも、進化の系譜を骨格の構造だけから正確に予測するのは困難で、近年遺伝子の解析ができるようになって、鳥の系統樹が結構書き変わったりしているので、限られら数の化石からしか推測できない現在の状態ではエウステノプテロンが四肢動物の直系の先祖かどうかに関してはだいたい正しいことは保証できますが、正確な照明は無理というお返事しかできません。おそらく今後技術が進歩しても劇的な進歩はないのではないでしょうか?
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- あずき なな(@azuki-7)
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陸に上がった と言っても ある日突然ひょいっと陸に上がったわけではありません 何千年、何万年と言う年月でゆっくり陸に上がり適応していったのです 恐らく他の魚類も陸に上がったものが居たでしょう しかしユーステノプテロンだけが陸上環境に適応できたのでしょう 生命の世界は自殺行為に等しいチャレンジの連続です そうやって進化してきたのですから 植物だって最初はメタンや水素ガスを吸っていたのですが あるとき二酸化炭素を吸うようになりました それだって植物にとっては自殺行為に等しいでしょう しかしそこに挑んだからこそ 今の植物があるのです
お礼
ご回答のほど、 ありがとうございます。
お礼
ご回答のほど、 頂いたのでベストアンサーを差し上げます!