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ウォールナットのオイル仕上げの方法
お世話になっています。 無垢のウォールナットを使ってスピーカースタンドを作っています。 ウォールナットはオイル仕上げが美しいと聞きますが どんなオイルを使ってどうやって塗装していけばいいのでしょうか? 詳細を説明している資料などありましたら教えて下さい。 よろしくお願いします
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家具の場合大体はリンシードオイル(亜麻仁油)を使います。 商品名としてはワトコオイル。 着色する場合はオイルの前に油性のステインで木肌を染色してからオイルを塗ります。 あるいは、乾性油に顔料を混ぜておいて同時に着色する製品もあります。気をつけなければいけないのはこの手の製品に「オイルステイン」というような名前を付けている場合があるということです。 ワトコの場合はナチュラルと言う色名のが何も着色の無い物です。 しかしオイルを塗ると濡れ色でけっこう濃い色になりますし、経年で赤っぽい色になりますからことさら着色をしないで変化を楽しむというのが基本だと思います。着色をするとネガポジ逆転のような不自然になってしまう場合もあります。 オイルは普通の塗装と違って木肌の上(表面)に塗膜を作りません。木の地にオイルをしみ込ませて固まらせるのです。 オイルは空気中の酸素と化合して固まります。こういう性質を持つ油を乾性油と言います。乾性油は揮発油のように蒸発するわけではありません。 ラッカーのような塗料は揮発する溶剤に樹脂成分が溶かしてあって、溶剤が蒸発すると樹脂が膜を作って残り塗膜となります。 いわゆる油性塗料・ペンキは樹脂成分と乾性油と揮発油が混ざっていて最後は乾性油と樹脂成分が空気と反応して塗膜を作ります。 つまり気をつけないといけないのは乾性油を塗りすぎてしまうと油性塗料を塗ったのと同じになりかねないということなのです。オイル仕上げの場合にはあくまでも木肌の孔(ポア)をふさがないように、たっぷり塗ってしばらく置いてしみ込ませたら乾かない(固まらない)うちに表面に浮いた油を良く拭き取ってしまうという工程が必要なのです。 http://www.hoxan.co.jp/watco/introduction/procedure_base.html 塗ったり拭き取ったりするのはウェスを使いますが、油のしみ込んだ布を放置していると酸素との反応熱で自然発火することがあります.ことに大量のウェスを積み重ねている場合に起こるとのことですので必ず水浸しにして捨てるとかすぐ焼却施設で燃してしまうとかまわりに家が無ければ広げて乾かしてしまうとかが必要です。 乾性油は二・三日で一応固まりますが.完全に乾くには半年とか長時間かかりますので、文字を入れるとか塗料を上塗りするとかは時間を置いたほうが良いです。 亜麻仁油は独特のにおいがしますので良く換気をした方が良いです。 オイル仕上げはニスやペンキの刷毛塗りのような技術は要らないので、そんなに難しくないと思いますが、ニス仕上げと同じように生地の状態で美しく仕上がっている必要はあります。 乾性油ではない植物油(大豆油とかごま油、オリーブ油)はいつまでたっても乾かず、ベタベタします。
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- Postizos
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ワトコオイルは先述したリンク先の成分表を見ればわかるように、最初から塗りやすいようにミネラルスピリット(石油系の薄め液)で調整してありますから薄める必要はなくそのまま使えます。 まずミネラルスピリットが蒸発してから残った乾性油が固まるというふうに推移すると思われます。 http://www.hoxan.co.jp/watco/pdf/Ingredient/I_WatcoOil.pdf なおウォールナットに施工するわけですから「ウォールナット」色をつける必要はないように思います。 まず無着色のオイルで端切で色を試してみて、どうしても着色したければ市販の油性ステインで着色してからオイルで仕上げればいいように思います。(もちろん色つきのワトコでやっても良いですが) https://www.washin-paint.co.jp/product/type/oil-based/oil-stain まあやって見ればわかりますが、かなり粘度の無い液体の油のような物で、ニスを塗るようなテクニックはいりません。油をしみ込ませると考えてください。 なお木口(木に対して輪切り方向)の部分はオイルが強くしみ込んで黒っぽい色になってしまいやすいので、木口が表に出ないようなデザイン・設計を考えた方が良いと思います。
お礼
何度も回答有難うございます。
補足
もう板取や設計は終わって見積もりの再計算をしてもらうところです。1から2週間で板が上がってくるはずなのでそれを見てから色を決めることにします
オイル等の詳しい説明は先の方に任せるとして、、 オイルフィニッシュ系の説明については、 ネットで検索すれば結構出てきますよ。 また蛇足ですけど、木肌を本当に自然な風合いに 仕上げたい場合は「米ぬか」を使ったりします。 「おから」や「牛乳」っていう人もいます。 米ぬかやおからを靴下に入れて磨くだけです。 牛乳は布に染ませて拭きあげます。 擦り込んで、乾拭きの繰り返しです。 市販の着色剤入りのオイル、ロウを主成分としたワックス系とは 違いさらに耐久性は劣りますけど、昔の人は米ぬかとか使っていたんですよね。 短いスパンで何度もやらなきゃ駄目ですけど。 無垢材の艶出しとして、こういうのもある、という話でした。
お礼
面白い例を有難うございました。
お礼
詳細有難うございます。
補足
回答有難うございます。 単純な質問で申し訳ないのですがさらに教えて下さい。私はワトコオイルで塗る場合「ミディアムウォールナット」を塗るつもりなのですが専用のシンナーかなにかで薄めずに其のまま塗ってしまって良いのですか?