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コルト社の経営破綻の理由について
相変わらず小火器を渇望している地域が世界中にありますが、拳銃で有名なコルト社はなぜうまくいかなかったのでしょうか。
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民主党政権になって、軍事費が減らされ そのあおりを食って、軍の受注が大幅に 減らされたのが原因らしいですね。 2013年にアメリカ陸軍からM4カービンの調達契約を打ち切られた (現用はFN SCAR)事で業績が悪化し債務超過に陥り・・・ とwikにはありました。 そういえば、イラク戦争以降、米国は大きな戦争は していませんね。 イラクであれだけ批判されたので、さすがの米国も 遠慮しているのでしょう。 イラク戦争では、チェイニー元副大統領のCEOの ハリバートン社は400億ドルの巨利を得ていました。
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- eroero4649
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データを詳細に分析したわけではないですが、小火器なんてのは全然儲けにならないと思いますよ。M4カービンの民生型は1丁数万円程度で手に入りますし、肝心要の紛争地域で使われるのは中古市場のものばかりでメーカーが直接受注できるわけではありません。米軍などの倉庫に眠っていた膨大な中古品を米軍が「払下げ品」として売るんだから中東の民兵にいくらM4カービンが出回ろうとコルト社の懐は1セントたりとも潤いません。 しかも、今何かと紛争している地域の多くでは弾薬の入手のしやすさから旧ソ連のAK系が使われていますからね。 他の方も指摘するように、次期主力ライフルの座はベルギーのFN社に奪われ、故障が多いことをさすがの米軍にも呆れられてその改良をドイツのH&K社に依頼される始末です。その結果作られたHK416が特殊部隊に採用されて、まあ多少パテント料は入ってくるとは思いますけど、それじゃあ腹が膨れなかったということなのでしょうね。 今の時代は兵器産業にとって冬の時代なんじゃないでしょうかね。あのロシア軍を始めどこの軍隊も人数は縮小する傾向だし、戦闘機や戦車や軍艦といったようなデカくて利ザヤが大きい品物の需要がありません。ライフルとRPGくらいしか使わない中東の紛争を苦々しい思いで見ているのではないでしょうか。
- potatorooms
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シャープと同じですよ。 性能が高いものを作ってるから売れるよね、と、顧客嗜好にあった新製品開発を急がなかった間に、市場を安物に奪われただけかと。
お礼
拳銃オタクの様な企業体質だったのでしょうか。ご教示ありがとうございました。
- type096
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コルト社に限らず、軍需品を大きく取り扱うメーカーには余裕の無いところが多いです。 軍需品と言えば、民用品よりも高価で大口発注がたくさんありそうなイメージがありますが、そもそもの原価が高くなることと、開発に相当なお金がかかるわりに(予定していた採用先に)採用を見送られたり発注数を減らされたりすることもあるなど、リスキーな部分が多いです。 というか、なかなか黒字にはならないようです。 「今、開発している新製品が採用されるかどうかに我が社の命運がかかっている!」といったようなことがリアルに起きるのが軍需産業であったりします。
お礼
大変よくわかりました。どうもありがとうございます。日本では兵器を作らなくなってから伸びた会社がたくさんあるのでしょうね。
お礼
ご教示ありがとうございました。日本も朝鮮戦争の恩恵を享受しているので複雑な気持ちです。兵器製造業が業績悪化するほうが平和なのでしょうが、まだまだ兵器の需要は多いようですね。