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ハーブを使った手作りのお香について
ハーブを使った手作りのお香の作り方を調べてみると 色々やって必ずEOを数滴たらす 見たいな説明がされているのですけど それだったハーブでお香を作る意味無いと思うのです EOの香りになるだけですよね だったら別に枯葉でも雑草でも良いと思います ハーブだけでお香を作れないのですか?
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精油の香気はトップ~ミドル~ラストでテイストが変わります。時間が経つにつれ揮発性の高いトップノートより早く揮散して無くなっていき揮発性の低い香気成分へとテイストが変化していきます。 ラベンダー精油を匂い紙(細切り画用紙)に付けて最初によく香るのがリナリールアセテートやリナロールの揮発性の高い成分でラベンダーのスキッとした香り、それから1~3時間で香り強さが衰えてほのかに甘い 草いきれ な香り、ラストは甘さ僅かにヨモギ様の雑草と干し草臭(香り?) と変化します。 これはあくまで精油のままの状態での変化でして。これを加熱するとどう変化するか? キャンドル温水に精油を垂らしたアロマ拡散法だと強制的にトップとミドルを一気に拡散芳香させるのでより甘さが出ます。 生花の香気はこちらに近い拡散をしておりさらに生きてる草特有の青臭い生臭い香り(オゾンノート)も上手くミックスされ放出されます。 一般香木は香料を添加してあるものが殆どです。木片をつまんで指に香りが付くものは後付けで香料が添加されています。無添加白檀や沈香は粉砕木片でも香りは微かで普通人は嗅ぎ取れないでしょう。白檀の香気成分サンタロールは揮発性の低い油で他は粘着性樹脂やら固体成分です。ですので炭火で直に加熱して香気成分をキャンドル温水よりさらに高い温度(燃焼)で強制拡散させる。それには燃焼による炭化カルボニル反応で物質変化の臭いも混じります。 無添加白檀片を炭火で加熱するとすぐ上がる白煙は煙いだけですが静かに漂い燻煙が空気に薄まると独特の 甘ぁーい森の香り へと変化します。西洋調香でモスグリーン(青苔)広く調香ではグリーンノートという香りになります。 こちら燃やす燻じるやり方を薫香と言いますがナチュラルな花や葉の香りを基調とする香水調香とは別となります。 アロマテラピーは水蒸気蒸留や搾汁で抽出する 天然精油 を使った民間療法ヒーリングでありこれも香水調香とは別。 ちなみにスズランやフリージアのミューゲ調芳香は天然精油が抽出できないのですが合成香料で近い香りをレプリカ模造するのも香水調香分野です。
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- 藤岡 弘(@takirahja)
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乾燥させた花弁やポプリ様ハーブには 生の花や葉の香気成分のうち揮発性の高いエステル系やアルコール系の香気成分は乾燥段階で空気中に拡散して殆ど失われております。 香気成分のうち乾燥で失われた揮発性の高い香気物質を補う意味で精油を 再び つぎ足す 補充する 意味でまた 花の風合いや芳香の感じを上げる為に行います。 先の揮発性の高い香気成分は天然精油のトップに来る香りで芳香の中心となり最初に失われます。 例えば単出香料のリナリールアセテート(揮発性高い)やリナロールをテイストすると、直に ラベンダーそのもの!そして雑味がない? と感じます。 変えて言うならポプリやハーブのミドル以下の雑味成分が中心のそれこそ 枯れ草! をいぶし燃焼させてもよい感じ風合いが出ないという事です。 尚、スパイス類は別とします。
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なる程です 回答感謝します では、香木はなんでそのまま香りがするのでしょうか? また、香木のようににおいのする天然の草は身近には無いのでしょうか? ラベンダー好きです でもラベンダーのEOのにおいは何故かラベンダーの甘い匂いはしない気がします ためになりますね 感謝です
お礼
お勉強になります 加熱するかどうかで香りは変るんですね とっても参考になります 香木も香料添加されてるんですね そういえば、カモミールの種が実ってかさかさ乾いて固まった一見すると汚らしい塊・・・ これ指でつぶすととてもいいにおいがしますよね このにおいって再現できないのかな とっても参考になりました また聞きたい事がまとまったら質問してもいいですか?