厳密な線引きはできません
ご質問に「幽霊は死んだ人が何らかの事情で化けてでたもの」とありますがこの「化けてでたもの」という考え方がヒントです
早い話がお化けが一番守備範囲が広い言葉です
お化けの中に幽霊と妖怪が含まれている、と考えてください。
幽霊の場合には人間のみが対象です
人間のお化けが幽霊です。
チョット屁理屈をつけますと
人間死んだらどうなるの?ということを世界中の人が太古の昔から考えました。
共通しているのは、人間は体+αでできていて、この+α部分にいろいろ名前をつけました。
中国人は漢字で魂 魄、霊と書きました。
日本人はたま、たましいなどと名付けました。
色々と宗教なる考え方でこの+αの行く先を考えました。
インドではこの+αがグルグルといろいろな世界を回って歩くと考えました。これが仏教の輪廻転生という考え方となって理論付けされました。
人間が死んだ後でどこかの世界へ行っているはずなのに、なぜかこの世にふらふら出没する+αを幽霊と名付けました。
この世に未練があるからまた舞い戻ってきたと考えました。
未練の一番大きいのが怨みです。
怨みを晴らして他の世界へ行くためにでてきたと考えます。
ということで、幽霊はウラメシヤ~と言います。
ウラメシヤ~などと個人的にやるだけではなく、大規模にやるのを怨霊と呼びます。
なかにはウラメシヤ~とやらない場合もあります
鉄道員(ぽっぽや)の雪子(ゆっこ)のような場合もあります。
動物を殺して食べますので、その度にウラメシヤ~とやられたらかないませんので、動物は人間のようにこの世に未練など残ささずに素直に違う世界へ行ってしまうと考えました。
動物の場合にはこの世に生きながら、人智を超えた超能力を獲得してその超能力をふるえるようになることがあると考えました。
身近な動物ではキツネやタヌキがこの能力を簡単に獲得できると考えました。
キツネやタヌキが身につける超能力は人をだます力だと考えました。
人をだますために姿をかえます。
姿を変えるのを化けたといいます。
鍋島の化け猫などの場合には可愛がってくれた飼い主の無念を晴らすために猫自身が超能力を獲得して飼い主を不幸にした人間に復讐します。
このように動物のお化けの場合は化ける前はいつも見慣れた姿です。
元々の姿がはじめから見慣れない姿をしたものを妖怪といいます。
河童は元々河童の姿で、人前にでてくるときも同じ姿です。
幽霊もお化けも妖怪も実は善玉と悪玉がいます。
幽霊の善玉は神とか仏とかよばれます。
動物のお化けの善玉はお稲荷さんのきつねや春日大社のしかのように霊獣と呼ばれて神様の家来として大切にされます。
敢えて理由付けをするとこのようなことになってしまいます。
常識的には善玉の方は幽霊とかお化けとは呼びません。
妖怪は大小さまざまで能力もさまざまです。
世界中にいます。
不気味なものだけではありません。
龍や雷様も妖怪の一種です。
ペガサスなどギリシャ神話にも出てきます。
ポケモンもポケットモンスターすなわち妖怪の一種です。
そういう意味ではドラえもんもアンパンマンも妖怪に入ります。
幽霊やお化けと同じように敢えて理由付けをするとドラえもんもアンパンマンも妖怪になってしまいますが、常識的には主観的に不気味なものだけを妖怪と言っています。
ゴジラは?火の鳥は?メーテルは?キティちゃんは?フナッシーは?
・・・余り突っ込まないでください。
お礼
深く突っ込んで考えていくと面白い題材を見つけた感じです。詳しく書いて下さって、楽しく拝見いたしました。 お礼が遅くなり申し訳ございません。回答ありがとうございました。