スローフォワード認定の厳密性
スローフォワード認定の厳密性
ラグビーのスローフォワード判定については、怪しいと思うことがままあります。もし、パスの初速がボールラインより前方であれば、厳密に反則を取る運用(以下厳密運用)をしたら、相当数がスローフォワードとして扱われると思います。そこで、ラグビー観戦者・経験者・審判経験者にお伺いしたいと思います。
皆さんは、次の1-3のうち、どのような判断をしていますか。私はよくわかりませんが、カテゴリによって差があるのであれば、その旨お答えいただいてもかまいません。2. とお答えの方は、許容される基準を書いていただけると幸いです。
1. 現状は厳密運用状態にある。
2. 結構怪しいパスはあるが、許容できる範囲だ。
3. もっと厳密に運用すべきだ。
個人的には、もう少し厳密に運用すべきかなと思っています。とはいえ、微妙な方向で、且つ仮に後方に投げていてもパスが通ってその後のプレーも変わらないであろう場合まで笛を吹くのは、ゲームをつまらなくする上に、質の高いプレーをしているチームが厳密判定のおかげで得点が取れない事態になるのも、反則の趣旨に反するのかなとも思います。
+参考資料
イメージをつかむために、http://www.youtube.com/watch?v=Z7r3Sx0F4nUを見ていただけると良いと思います。これはW杯2007のトライシーンを集めたものですが、最近の(質問時点で7番目)コメントに、以下のコメントがあります。簡単にいえば、「あのトライのあの場面はスローフォワードだろう。」とイチャモンを複数つけています。確かに、パスの放出点と受領点を比べると、スローフォワードっぽいのが散見されるので、言っていることは正しいと思いますが、そこでスローフォワードを取らない方が良いだろうと思う方は、2.のタイプです。
反則を取るべきだと考える方は3.タイプに近く、そもそもスローフォワードじゃないと考える方は1.タイプに近いと思います。
BroomeBlocker4 @lukeytron The Japan pass is the only one that goes back, the Australia pass is forward at 00:16, the argentina pass is forward at 2:42, hard to tell from the angle, but the last pass from the American try is questionable as well.
+補足
スローフォワードの厳密運用というのは、パスの初速がボールラインより前方の場合に反則を取ることです。それだと分かりにくい人は、パスの放出点と受領点を直線で結べば大体分かります。仮に、パス放出者の斜め後方を走っている味方にパスが通っても、スローフォワードになる可能性は十分にあります。(特に長距離パスでは、)前方に放ったパスに後から追い付いただけの場合もあるからです。稀に、パスの放出時にパス放出者よりパス受領者が後ろ(オンサイドポジション)にいるかどうかで判断する人がいますが、その判断方法は間違いであることを前提としてください。