お聞きしますが、植えつけてから10年間の間に施肥や剪定は行われた
でしょうか。まさか何もしないで放任されてませんよね。
ゲッケイジュは萌芽力が強いので、年毎に剪定をしないと枝は伸び放題
になります。枝が伸び放題になると言う事は、それだけ養分も多く必要
になると言う事です。枝が伸びすぎれば剪定をします。剪定をすれば新
しく芽を出させるために養分が必要になります。施肥をしないと新芽を
出させる力がありませんから、時期が来たら必ず施肥はするべきです。
新しい葉と古い葉ではどちらが香りが強いでしょう。もちろん新葉です
よね。剪定をする事で葉は更新されます。香りを強くさせるには、時期
が来たら剪定を行い施肥も欠かさず行う事です。
施肥時期は2月の寒肥のみで、油粕に粒状化成肥料を等量混ぜ、根元か
ら50センチ離して浅い溝を掘り、その溝に肥料を施し埋め戻します。
根に触れると根枯れを起こしますから、必ず根から離して施すようにし
て下さい。
剪定は6月の整枝と11~12月の剪定をします。
整枝は剪定と違い、基本は込み合っている枝や根元から出る不要枝を中
心として切ります。込み合っている枝を切る事で、葉と葉の間が広くな
り風通しが良くなります。これによりカイガラムシの発生を防ぐ事が出
来ます。カイガラムシの被害が起きると、どうしても香りは弱くなりま
す。根元から出る枝は必ず切ります。切らないと養分を奪われ生育が悪
くなります。整枝の場合は太い枝を切る事はしません。細い枝や不要枝
が中心となります。
剪定時期には樹形を整えるため太い枝は切られて構いません。
とりあえず2月の施肥と、6月の整枝、11~12月の剪定を試されて
貰えますか。土地のせいとは考えにくいです。
お礼
ありがとうございます。大変勉強になりました、ご指摘の通り何もせずそのままでした。ご教授頂いた通りにこれからはしたいと思います。