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ワーファリン・リクシアナについて教えて下さい。

現在、ワーファリンを服用しています。3か月に1度病院へ行き採血をし、ワーファリンのお薬を一日3錠・三か月分出して頂いていましたが、今回の病院で主治医の先生よりワーファリンからリクシアナにお薬を変更するお話がありました。 ワーファリンよりリクシアナの方が、食べ物(納豆など)の制約もなく、出血時の量も少ない、採血の検査も少なくてすむからということでした。ただしデメリットとしては、薬価がかなり高くなると言われました(現在3か月で1500円ぐらいなのが1か月7000円ぐらいの自己負担かなと)。ずいぶん違うことに少し驚いています。お薬の利用者が少ないから高いようなのですが、あまり使用されていないお薬なのかと心配な気持ちにもなりました。 次回の病院までに決めなければいけないのですが、調べてもよくわからず、主治医の先生のご提案された通りにすることがきっと良いのだと思いつつ・・・ この二つのお薬について、アドバイス頂けたら嬉しいです。

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回答No.1

医師的見地から回答します。 ワーファリンはご存じのように定期的な血液検査が必要です。これは、食べ物(納豆、クロレラ、青汁など)やその時の体調によってワーファリンの血中濃度が変化するためのチェックであり、血液検査の結果をもって、次のワーファリンの摂取量を決めます。普通、1ヶ月に一回の血液検査が安全でいいのですが、3ヶ月に一度というのは一寸少なすぎて気になりますね。その間、ワーファリンの濃度が変化してる可能性が十分にありますからね。また、食べ物に関しては、上記の3つが忌避として代表されますが、新鮮な青野菜や、果物も中には、ワーファリンの濃度に多少なりとも変化を及ぼすものもあります。 また、ワーファリンは他の薬との相互作用もあり、それを考慮しなければなりません。また、その血中濃度によって、許容範囲であっても抜歯とか思わぬ怪我の時の出血量にも影響を及ぼします。ですから、出血の場合、全く安心というわけにはいかないのですね。 一方のリクシアナは最近、第一三共製薬によって開発されたもので、この薬の特徴は、定期的な血液検査は不要で血中の濃度が一定に保たれる(一般的に、成人60kg以上は60mgを投与)ことのほか、ワーファリンと違って出血量も少ないので、抜歯や突発的大怪我の場合も、大慌てしないで済むものです。 また、食べ物の影響も無いので、今まで納豆の栄養価値を摂りいれることが出来なかった人も普段に摂取できるのです。 ただ、この薬は腎臓病を患っている人は服用できないので注意が必要です。実際に服用する場合は、一旦、血液検査で腎臓の疾患の有無を検査します。 いずれにしても、これからはこのリクシアナの有効性が優れていることから、この薬に移行していくのが一般的と思われます。でも、確かに値段は今のワーファリンと比べて高いです。 しかし、自分の命を守ることを考えた場合、お金で割り切れるでしょうか。例えば、交通事故で緊急に病院に運ばれても、出血がひどく重篤の可能性が生ずる。そんなリスクを伴うのがワーファリンです。でも、リクシアナも出血はありますが、大出血の発生頻度がワーファリンと比べて低いというデータであり思わぬ大出血でもある程度の安心感もあります。また、他の薬との相互作用も大変少ないです。 こうした事を考えると、今は薬価が高いのはやむを得ないとして、生命の安全性を考えればリクシアナの方がベターではないかと思います。

goo-choki-paa
質問者

お礼

丁寧にわかりやすい回答をありがとうございました。来週の健診でお薬の変更をお願いしようと思います。高価であることと、あまり使われていないお薬のような気がして不安に思っていましたが、アドバイス頂けて不安がふっきれました。このお薬が優れていて、一般的に移行されていく可能性が高いということですね。主治医の先生以外にも、別の方からも同じお話を伺えて、本当に良かったです。感謝いたします。

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