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リアクチブアーマー(爆発反応装甲)の効果は?
ネット映像では、TOW-ATGM(?)で攻撃される戦車はことごとく大破壊されてしまいますが、リアクチブアーマー(爆発反応装甲)を備えた戦車も効果はないのでしょうか?
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TOW-ATGMで用いられる成形炸薬弾は、着弾時にモンロー・ノイマン効果を利用してメタルジェットを形成し、このメタルジェットが戦車などの装甲を侵徹します。装甲に接触したメタルジェットの運動エネルギーで、装甲そのものが超高圧状態となり、装甲材の強度は無視され、装甲がほぼ液体として振舞い、その中をジェットが突き進み、装甲を侵徹します。 一方、爆発反応装甲は、金属製の箱の底に薄いシート状の爆薬が設置された構造になっており、被弾時に砲弾や成形炸薬弾がもたらす圧力に反応して、爆薬が起爆して表面側の金属板を高速で吹き飛ばし、側面から弾頭に衝突することでメタルジェットの形成を阻害し、内部への浸透を防ぎます。最も効果が発揮されるのは、装甲面に対し30度の角度で着弾した場合で、垂直に当たった場合にはほぼ効果を得られません。なお、爆発反応装甲は、反応時に戦車の近くにいる自軍の歩兵を死傷させるという欠点があります。 結論は「爆発反応装甲は、当たる角度が悪ければ無意味だが、当たる角度が良ければ成形炸薬弾にも効果がある」です。
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- chie65536(@chie65535)
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追記。 閲覧注意。 https://www.youtube.com/watch?v=BbHcA6mXX7o の映像の冒頭の、T72戦車の表面にビッシリと貼られた小さな金属の箱が、爆発反応装甲です。 映像の7分57秒辺りで、爆発反応装甲を付けたT72が無反動砲の攻撃で砲塔が吹っ飛んで大破していますが、これが「爆発反応装甲の効果が無かった例」になります。
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ご回答ありがとうございます。
- SPROCKETER
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対戦車兵器の動画映像は最大効果があった映像だけを公開したものでしょうから、あまり過信しない方が良いと思います。米国のTOW-ATGMが無敵なのではありません。同じような対戦車ミサイルは世界各国が開発し、保有しています。 対戦車ミサイル:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BE%E6%88%A6%E8%BB%8A%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB 映画などでCGを使った映像を真実だと信じ込んでいる人が多いですが、実際の対戦車ミサイルで攻撃された戦車の映像を見てみると、命中時に爆発が起こりますが、戦車そのものは破壊されず、装甲に小さな穴が開くだけで、内部は超高温のジェット噴流で搭乗員が焼け死んでしまうものです。戦車そのものが吹き飛ぶわけではありません。 もっとも、湾岸戦争では対戦車ミサイルの攻撃でイラク軍の戦車砲塔が10m近く吹き飛んだ例があり、これはT72の砲弾が砲塔の内側に並べて搭載されているので、誘爆を起こしやすかった構造上の欠陥が原因だったようで、最新型の戦車では改良されているようです。 T72:http://ja.wikipedia.org/wiki/T-72
お礼
ご回答ありがとうございます。
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