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糖尿病についてインシュリンとメタホルミン
糖尿病の者です、去年の11月までインシュリンを食事前に1日3回自分で注射していました。(当時は平均の血糖値140位でした)同じ医者に通い続けていたのですが、12月から新しい薬が出たからとインシュリン注射を止めてメタホルミンという薬を飲む事になりました、医者の説明によると血中の糖分を尿として排出する働きがあるとのことでした。血糖値は以前と変わりないのですが、一つ疑問があります、インシュリンは糖分を体内に取り込み使うように作用するものと理解していましたが、今処方されているメタホルミンという薬は糖分を排出してしまう作用をするのだとすると、今まで体内に取り込んでいた糖分を今は排出してしまっている状態で身体は栄養分としての糖分が不足する状態にはならないのでしょうか?詳しい方ご教授ください、よろしくお願いします。
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なんか色々間違えて理解しているようです。 まず、メトホルミン(メタホルミン)は新薬ではありません。医者の説明があなたの記憶通りなら、あなたが処方されている新薬はSGLT2阻害薬と呼ばれるものです。効用は、余分な糖を尿から排出して血糖値を降下させるというのであっています。薬の名前はスーグラ、フォシーガ、ルセフィ、アプルウェイ、デベルザ、カナグルという名前のどれかに当てはまると思います。 あなたの病歴や治療歴が書かれていないので想像するしかないのですが、インシュリンから別の薬に変わったという事は、治療の取りかかりはじめか、もしくはコントロール不良で、血糖値がひどい(ヘモグロビンA1cが10以上とか)状態だったので、とりあえずインシュリン注射で糖毒性を解除しながら膵臓を休ませるようにしたのだと推測します。 インシュリン療法から変更したという事は、まだ膵臓に力が残っているという事で(でなければインシュリンはやめられない)、他の治療法を導入したのだと思います。 インシュリンの働きはあなたの理解でおおむねあっていますが、糖分を体内に取り込んで利用するように作用するほか、余分な検討を中性脂肪に変えるようにも作用します。インシュリンを打って血糖値が下がっているように見えても食いすぎるとバンバン太って、肥満がひどくなるとインスリンの作用を妨害して血糖値がまた上がってしまうという悪循環が待っています。 あなたが口にしたメトホルミン(メデットやメトグルコという薬の名前ですがいろいろあります)は、体内のインシュリン抵抗性を抑えこんでインシュリンの効きを改善して血糖値を下げたり、肝臓ので糖新生の働きを抑える(肥満している人は肝臓で糖をバンバン合成してしまい血糖値があがる)ことによって血糖値を下げる効果があって、糖尿病治療における基本的な薬の一つです。 SGLT2阻害薬の話は上記のとおりです。 で、SGLT2阻害薬の効果で体外に糖が排出されると、体内で必要な糖分が不足するのではないかとの懸念ですが、通常はなりません。余り過ぎているから血糖値が高いわけですから。ただし、インシュリンやSU薬(アマリールなど)との併用は低血糖を起こす危険があるため、そういう使い方は控えるように勧告がでています。他にも幾つか副作用に注意しなければいけませんが、ちゃんとした先生なら気を付けて処方していますのでおかしいことがあればすぐに相談することが必要です。 薬の正確な情報や、メリット、デメリットをきちんと理解するためにも、薬局で処方してもらう際にお薬手帳を発行してもらい、きちんと薬歴を管理するようにしてください。特に糖尿病患者はのむ薬を間違えると、重症の低血糖を起こしてあっという間にあの世に行ってしまうので、病気や薬に関して正しく理解するように心がけてください。
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- Harry721
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どうしてお医者さんはきちんと説明してくれないんでしょうね。 いきなり治療法を変えられたりしたら不安になりますよね。 糖尿病の原因は2つあると言われています。 一つは膵臓の機能が弱り十分なインスリンが分泌されていない場合。 これに対しては、 1-1)人工インスリンを注射することで補う 1-2)膵臓の機能を刺激する薬を飲む ことで対応します。 もう一つの原因としては膵臓からインスリン量は十分に出ているのに、その効きが悪いために高血糖になる場合があります。 これに対しては 2)メタホルミンのような薬で肝臓での糖新生(糖を新たに作る作用)を抑制したり、インスリン抵抗性を改善させるます。 あなたの場合は、この2)に当たるわけですね。要は糖の生成を抑え、余分な糖は排出する訳ですから、理にかなっているわけです。 インスリン注射よりは投薬の方が費用的にも肉体的にも楽ですから、お医者さんはそう判断されたのでしょう。